イケメンアイドルガールの事件簿

事件簿Bー2『映画撮影殺人事件』 ページ13

スタッフ「みなさん、お茶でもどうぞ」

葉月「あぁ、ちょうど喉が渇いていたんだ」

水筒を持った葉月さんと怜治さんが走ってきた。

あれ？なんであの人・・・









ガッシャァァァァァァァァン

全員「！？」

裕翔「な、なんだ！？」

A「・・・監督の控え室だ！」





ドンドンドン

A「監督、いるなら返事してください！」

ガチャ

A「開いてる・・・監督！」

バンっ




A「監督！？」

そこには息絶えた塔子監督が倒れていた。

恵美「塔子監督！？」

A「触るな！」




A「すでに死んでる」


他「そんな！！！！」

A「首に何かで縛られた跡がある、おそらく窒息死だ」




机の上には台本と赤いペン・・・

おかしいな、ペンのふた開いてるのに台本には何も書かれていない・・・

割れた大量のワイングラスに倒れたイス、そしてワイン・・・

しかも炭酸入り・・・


ん？この紙は・・・


A「あの！スタッフさん！お聞きしたいことがあるんですけど」

スタッフ「ええ！？こんな時に！？」

A「監督って、ワインがお好きなんですか？」

スタッフ「はあ！？」

A「重要な事なんです」

スタッフ「ええ、監督はワインが好きよ。休憩の時間にちょくちょく飲んでいるわ。でもおかしいのよね」

A「なにがですか？」

スタッフ「今日のワインは炭酸入りじゃないのに・・・どうして炭酸入りなのかしら？」


ミシェル「警察です、その場から動かないでください」

A「ミシェルさん！？」

ミシェル「A！？」

龍太郎「え！？知り合い！？」

A「知り合いってゆーか、前に一緒に事件を解決した仲・・・」

彼女は瀬名 ミシェル。アメリカ人と日本人のハーフで、刑事だ。

ミシェル「なんでAがここにいるの！？」

A「んな会話してる場合じゃないだろ！」

ミシェル「あ、それでは今から事情聴取するので協力してください」

怜治「待ってくれ！怪しい奴なんて一人しかいないだろ！」

他「！？」

怜治「塔子監督の控え室から音がした時オレたちは全員一緒にいた。犯人は監督が殺された時ただ一人いなかった恵美しかいない！」

恵美「違います！」



ミシェル「なるほど、この中でアリバイがないのは貴方だけ。恵美さん、署までご同行願います」

恵美「そんな、私は犯人じゃない！」

A「待って！」

他「！！」

A「このどこにも止まらない謎の特急列車、アタシが止めてやる！」

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