イケメンアイドルガールの事件簿

事件簿Bー1『映画撮影殺人事件』 ページ12

男性軍「映画撮影の見学？」

A「なんか、早速アタシにオファーが来てな。その映画のヒロインを演じてほしいらしい」

宏太「すごいよ！A！」

A「そしたら、アンタ達も連れてきてほしいって映画監督が言っててさ」

龍太郎「これは行くしかないっしょ！」

涼介「二度とないチャンスだ！」

A「撮影は明日だから、早めに来とけよ」





〜翌日〜

大貴「A、おはよー！」

A「大ちゃん声デカイ！監督 今は集中してるんだから！(小声)」

大貴「あ、ごめん」

侑李「ところで、監督って誰なの？」

A「あぁ、名前は初春 塔子。有名な女性監督で撮影が練習であろうといつでも本気を出す自分にも他人にも厳しいプロの監督だよ。父親も名監督で、七光りって呼ばれることもあるけど至って本人は気にせずに前を向き続けているんだ」

雄也「じゃああの3人は？」

A「あぁ、左から順番に 女優の奥宮 恵美、俳優の瀬戸原 葉月 、同じく俳優の紺先 怜治。全員ベテランだ」

スタッフ「八重桜さん！スタンバイしてください！」

A「わかりました！じゃあ、いってくるよ」

裕翔「行ってらっしゃーい」







塔子「それじゃあ、始めるわよ。まずは駄恵美のシーンからよ」

恵美「は、はい！」







塔子「カーーット！！！！ダメダメ！全然ダメ！」

恵美「す、すいません！」

塔子「Aさん！貴方がお手本を見せてあげて！」

A「はい！」





塔子「なんでここまで差が出るの？先輩は駄恵美でしょ！？後輩より演技ができなくてどうするのよ！」

恵美「ッ・・・」

塔子「ったく、いつになったら駄恵美って呼ばなくなるのかしら・・・」

A「監督・・・」

塔子「何度言ってもダメね！30分後に再開よ！」




A「恵美さん・・・」

恵美「八重桜さん・・・私の事は気にしなくて大丈夫よ」

その後、恵美さんは控え室へ走って行った。






この時、新たな謎の特急列車が走り出すなんて誰も想像しなかった・・・

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