第7話 ページ9
次の日の朝…
私は、身支度を整えお父様とお母様と蓮に
「行ってきます!」と笑顔で挨拶をした。
学園の用意した車に乗り込もうとすると
不意に蓮に呼び止められる…
蓮:「お嬢様これを…。」そう言い「袋に入った何か」を渡し私の傍を離れていった。
私の耳元で「何か困ったときに使って下さい…」そう言い残して…。
貴方:「これはなんだろう?」と不思議に思い袋を見つめていると…「お時間です。」
と学園の人に言われ車に乗り込み学園へ向かったのだった。
車に乗る際、先生と蓮が2人で何かを話しているのには気づかずに…。
学園へ向かう車内で、金髪の男か女か分からない先生らしき人に話しかけられた。
鳴海:改めまして自己紹介させてね♪
「僕の名前は鳴海。皆には鳴海先生って呼ばれているからそう呼んでね。」
「ちなみに、君のこれから入るクラスの担任を受け持っているのも僕だよ♪」と話され
貴方:「そうなんですね…。鳴海先生これから宜しくお願い致します。」と微笑み、お互いに挨拶を交わしたのだった。
学園の門前に着くと、何やら門番と一人の女の子が揉めていた。その様子を見た鳴海先生は
鳴海:「おや〜♪こんなところに迷える子羊ちゃん発見♪」といきなり危ない発言をした。
その言葉を聞いていた引き気味の私に…
「えりかちゃんちょっと車の中で待ってて貰えるかな?」と言い、静かに頷くと車の外へ出ていった。
貴方:「あの子もアリスなんだろうか…」
なんて思いながら外の様子を伺っていると
気づかぬ間に何やら一悶着あったらしく…
鳴海先生は、その女の子を連れて車の中へ戻って来たのだった。
鳴海:「お待たせ♪えりかちゃん♪じゃあ皆で学園本部へレッツゴー!」と言い学園本部に向かったのだった。
「到着♪じゃあえりかちゃん、みかんちゃんそこの椅子に座って待っててね♪」
「僕は、一先ず上に報告してくるから、アデュー♪」と上機嫌で部屋を出ていった。
鳴海先生が出ていった後…
貴方:(あの先生とは、合いそうにないわ…)と心の中で呟きながら思わず溜め息をついた。
ふと背後に視線を感じ、後ろを振り向くと…
そこには、さっきの女の子が話したいオーラ全快でこちらを見ていた。
蜜柑:「あの…初めまして!うち佐倉蜜柑っていいます!貴女の名前わ?」
貴方:「初めまして。私の名前は、月島えりかと言います。どうぞ宜しく」とにっこり微笑み会釈をした。
44人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:秋桜 | 作成日時:2019年3月25日 12時