第28話(過去編) ページ32
朝食を皆で食べた後…父と蓮兄は、会社と学校へ向かう為一緒に出掛けていく。
貴方:「お父さん、蓮兄行ってらっしゃい!」と2人を見送った後…
お母さんの片付けを手伝い、私も…幼稚園バスで…幼稚園へ向かった。
皆:「えりかちゃんおはよう〜♪」
貴方:「皆〜おはよう♪今日も沢山遊ぼうね♪」と笑顔で挨拶をし幼稚園での一時を楽しみバスで家に向かっていると
何やら母と見知らぬスーツを着た男性2人が
玄関前で口論をしていた。
母:「だから何度来られても…私達の意思は変わりませんし…蓮もえりかもそちらには行かせません!お引き取り下さい!」
といつもの母からは想像出来ないくらい…
冷たく怒りを込めた瞳で2人を追い返していたのだった。
見知らぬスーツを着た二人が離れて行った後…
先生がバスを家の近くに停めてくれ
貴方:「お母さんただいま。」と家に帰宅すると…いつもどおりの表情で…
母:「えりかおかえりなさい」と私を迎えてくれた為…私は、さっきの人は誰なのか気になっていたが…あえて聞かない事にしたのだった。
その後…父と蓮が帰宅し皆で食卓を囲み
夕飯を食べ、私と蓮兄が寝静まったのを確認し…母は今日の日中の出来事を話し始めた。
母:「今日…例の学園の人達が来たわ…。蓮もえりかもアリスだなんて…血は争えないのかしら…。でも…学園には絶対に行かせたくない。」そう悲しそうに話す母に…父は…
父:「そうだな…学園に行かせたくないのは
俺も同感だ…。」
「ゆりかこれから大変な事が多く起こるかもしれないが…学園や悪い奴から2人を守ろう。
大丈夫…俺がついてる。」
「何があっても皆は俺が守るから…。」そう優しく母を抱きしめ…二人で蓮とえりかを守る事を決めたのだった。
それから一週間が経ち…今日は父と母の結婚記念日の日…。
両親には、「たまには1日ゆっくりデートでもしてきて」と話外出して貰い…
その間に私と蓮兄ちゃんは…密かに2人でパーティーの準備をしていた。
私は、部屋の飾りつけ担当し部屋を綺麗に飾付ける。
蓮兄は、料理担当で次々と美味しそうなご馳走を作っていた。
部屋の飾りつけが終わり台所に向かうと…
台所からいい匂いが漂ってくる。
貴方:「わぁ〜美味しそう♪流石蓮兄だね♪」と話すと…
蓮:「えりかの飾付けも素敵だよ♪」と優しく微笑みながら頭を優しく撫でてくれたのだった。
2人で父と母の喜ぶ顔を想像し、両親の帰りを心待ちにしていると…家に電話の音が鳴り響いた…
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作者名:秋桜 | 作成日時:2019年3月25日 12時