第17話 ページ20
アリス祭まで残り１日を切ろうとしていた頃…
私は、喫茶店係の衣装が完成したとの連絡を受け体質系の教室に来ていた…。
先輩1：「えりかちゃんお待たせ♪貴女専用の特別衣装よ♪」
先輩2：「衣装着たら…これも着けてね♪と紫のカラコンを右目用のだけ渡された…」
貴方：「あの…先輩？何故カラコン片方だけ何ですか？」と不思議そうに聞くと…
先輩達は…それは衣装着てからのお楽しみ♪と悪戯な笑みを浮かべていたのだった。
先輩1：「まぁまぁ♪細かいことはいいから取り敢えず着てみせて頂戴よ♪」と急かされ…更衣室へ連行された。
私は、支度を済ませ…仕上げにカラコンを入れると…先輩達の元へ向かった。
貴方：「先輩…。着替えましたけど…これでいいんでしょうか？」そう少し恥ずかしげに先輩達の前へ出ると…
体質系教室にいた…生徒全員に衝撃が走る…。
全員：「か…可愛い／／／」と赤面し…
(恥じらってる姿が何ともまた可愛さを引き立てている…。)と皆心の中で思っていたのであった。
そして迎えた本番当日…私は、先輩方から
特別な任務がある…と呼び出され…朝早くから体質系の教室に来ていた…。
先輩1：「朝早くから呼び出しちゃってごめんなさいね…。特別任務の話なのだけれど…貴女には接客中「メイドキャラ」を演じて貰いたいの！」その方がお客様集まりも良さそうだし♪
貴方：「えぇ！！メイドキャラですか？！
と言うのは…どんなキャラなのですか？」
そう真剣に聞くと…
先輩達：真剣な表情で…「メイド」と言う物はなんなのか…を力説され…ろくに練習も出来ないまま…本番を迎えたのだった。
貴方：「いらっしゃいませ…ご主人様。」
そうにこやかに微笑む私に…アリスを使っていないのに…「ご指名？」が続出し…忙しく動き回っていたのだった…。
先輩1、2：ﾌﾌﾌ…。やっぱり私達の見立てに間違い無かったわね♪と話す先輩達に…
(クラスの全員は心から拍手を送っていた。)
忙しそうに動き回っていると…ふとルカ君に心配そうに声を掛けられる。
ルカ：「月島…さっきから動きっぱなしだけど…大丈夫か？」
貴方：「ルカ君…心配してくれてありがとう。
でも私は、大丈夫♪劇で力に慣れない分私頑張るね！」と笑顔を見せると…
ルカ：「／／／。あぁ…でもあんまり無理すんなよ…。」と顔を背けて注文取りへ戻って行った。
そんなルカの様子を暖かく見守る会のメンバーは静かに見守っていたのだった…。
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作者名：秋桜 | 作成日時：2019年3月25日 12時
