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さとみside

さ「好きです。俺と付き合ってください」


観覧車の頂上で、俺はAちゃんにそう伝えた


心の中で、今しかないと思った


あんな看板に書いてあることなんてでたらめだと思っていたのに、信じてしまった


Aちゃんは顔を真っ赤にして戸惑っている


さ「あ、ごめんね?急に…返事はいつでもいいからね?」


『私も…好きですボソッ』


さ「ん?なんて?」


『私も!その…さとみ君のこと好きです…!よ、良ければお付き合いしたいです…』


さ「ほ、本当…?!嬉しいけど、何で?」


『さとみ君のおかげで、私変われたんだ』


さ「変われた?」


『うん。私ね、さとみ君と初めて会う日までずっと初対面の人からは冷たい目で見られてたの。


こんな女の子が人を殺すのって。ころん君とか莉犬君も初めてはそうだった。


笑うこともそんなになくて、近寄って来る人もいない。でも、そんなことにはだんだん慣れてきちゃって。


で、さとみ君と初めて会ったときも、きっと冷たい目で見るんだろうなって思ってた。


でもさとみ君は、温かい目で見てくれた。最初はしんじられなかった。


そんな目で見られるのは初めてだったんだよね。そこから、私をこの人なら変えてくれるって思ったの』


さ「そうなんだ…なんか、すっごい嬉しい。好きな人が自分をきっかけに変わってくれたって思うと」


『だから、本当にありがとう』


キャスト「お客様〜気をつけてお降りください〜」


さ「よいしょっと…さあ、帰ろうか。楽しかった?」


『うん!すっごく楽しかったよ!ずっとここに居たいくらい…』


さ「じゃあ、また来ようね」


『また二人で。じゃあ、またね!』


さ「うん、また会える時まで」


そう別れを告げたとき









ピピピッ









何かの機械の音がしたような気がした


さ「ん?なんか音しなかった?」


『そう?気のせいじゃない?』


さ「そっか。ごめん。じゃあね」


『うん。またね!』


そう、2回目の別れを告げた





実は、さっき聞こえた音が





二人を悲劇に追い込むのであった

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設定タグ:stpr , すとぷり , さとみ   
作品ジャンル:恋愛
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ゆいる@べりらわ(プロフ) - るいさん» 本当ですかw私も時々見返すんですけど、流れますよねw (2021年3月31日 9時) (レス) id: f77fac8613 (このIDを非表示/違反報告)
るい(プロフ) - 確率0.00005%を読んでる時、「これが恋って言うやつなのか♪」が頭の中で再生されたんだがw (2021年3月31日 8時) (レス) id: 679eb4d660 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいる@べりらわ(プロフ) - ありがとうございます!次回作もどうかよろしくおねがいします!(*- -)(*_ _)ペコリ (2021年3月18日 6時) (レス) id: f77fac8613 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃ - 完結おめでとうございます!次回の作品も楽しみに待ってます(ФωФ) (2021年3月18日 1時) (レス) id: 499ec84b93 (このIDを非表示/違反報告)
桜あやや@べりらわ(プロフ) - ゆいる@べりらわさん» はい() (2021年3月7日 16時) (レス) id: 90426be14c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆいる@べりらわ | 作成日時:2021年1月9日 17時

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