自信 永瀬廉 ページ41
「だから、たまたま仲良くなって喋ってただけ」
廉「アホ、そんなん下心丸出しに決まってるやろ」
ほんまガード緩いねんお前は…
って。ぶつぶつうるさいな。
クラスが離れたからって彼女を毎休み時間見にくる彼氏を、誰か引き取ってください。
しかもたまたま隣の席の男子と話してただけでぶつぶつ文句垂れる、このどうしようもない彼氏を…更生してやってくれ。
「廉はほんましつこいねん、何でそんなちっちゃいことですぐ怒るん」
廉「ちっちゃくない。俺にとっては大問題なんや!」
放課後の静まった廊下に、廉の大声が響いた。
うるさ。と、アピールするように睨むと、向こうも負けじと睨み返してくる。
廉「ええか、たまたま隣の席になって仲良くなったらいつのまにか惚れてるなんてケースはザラやで」
廉「ていうか、そもそも惚れてて偶然を装って付き合うまでに運ぶ奴も少なくないんや」
たまたま隣の席…?
いつのまにか惚れてる…
「…それって」
廉「ん?」
ちょうど2年前の今ぐらいのことを思い出した。
「アンタ、自分のこと言うてるん?」
あれ?
いや待てよ…
「それとも私のこと?」
廉はしばらく黙ってから、仕方ないと言いたげな顔で口を開いた。
廉「前者はお前」
「え?じゃあ後者は…」
廉「俺。悪かったな、下心丸出しで」
てことは、え?
1年のとき同じクラスでたまたま隣の席だった廉。
割と仲良く話すようになってから
廉の言うとおり、私はいつのまにか好きになっていて今に至る。
廉「せやから気をつけろ言うてんの。」
廉「そいつも一目惚れしてたらどうすんねん」
言った瞬間目を逸らして、口をもごもごさせた。
そいつも?
も、って。もう自分で言っちゃってますやん。
廉「お前が惚れていいのは俺だけ、ってことにしておきたい」
あー、やめてやめて。
この際だからみたいなの、やめて。
慣れてないくせに甘い言葉とか言いなさんな。
「あ、そう。それなら心配無用だ」
雰囲気に耐えられなくて変な言葉遣いになる私を許して。
廉「は?え?」
「どうぞ自信満々でいてくれたまえ。」
訂正。どうせ誰も引き取ってくれない彼氏は、私のそばに置いておく。
「アンタが惚れていいのも私だけだ!」
2人して赤面するのはマジ耐えられない。
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久しぶりの永瀬君で支離滅裂ですスミマセン(><)
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さく象(プロフ) - もんちくん☆さん» 感想ありがとうございます(;_;) リクもありがたいです!書かせていただきますね! (2017年6月16日 23時) (レス) id: 5b69543648 (このIDを非表示/違反報告)
のらねこ(プロフ) - 西畑くんの、ありがとうございました!( ´тωт` ) とてもキュンときてさすがさく象さんだなと思いました!受験応援してます!不定期でも楽しみにしています! (2017年6月12日 22時) (レス) id: d7adf708f0 (このIDを非表示/違反報告)
もんちくん☆ - ありがとうございます!大好きな関西Jr.コンビなのでめっちゃ嬉しかったです!!もし良ければ大西風雅くんと高橋恭平くんでも同じ感じでお願いします! (2017年6月12日 7時) (レス) id: 4e0bba61ce (このIDを非表示/違反報告)
さく象(プロフ) - リクエストありがとうございます!当方受験生でして更新は不定期ですが、これからも読み続けてくださると嬉しいです…! (2017年6月11日 11時) (レス) id: 0869681e7f (このIDを非表示/違反報告)
さく象(プロフ) - もんちくん☆さん» 遅れてすみません(;_;) 上手く書けてる自信はありませんが楽しんでいただけると嬉しいです…! (2017年6月11日 11時) (レス) id: 0869681e7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さく象 | 作成日時:2015年8月17日 14時