7th♪遅刻 ページ8
「はぁ・・・はぁっ」
ひたすらに走って走って走る。
何で寮から学校の距離がこんなに離れてんの!?
「しっ・・・死ぬ!」
「あと少しだべ」
ずっと走っているのに顔色1つ変えないノーレはすごいと思う。
数分後。
ドデカい豪華な校門が見えた。
それがW学園(やっと名前覚えた)だということは、一目見ればわかる。こんなにデカいの、漫画の中でも見たことないもん。
「やっとついたぁー!」
あたしはバンザイして喜ぶ。
そしてやっとノーレも走るのをやめてくれた。
あたしは肩で呼吸をして、息を整えながら歩く。
校門には、人が数人立っていた。
2人?3人?・・・あ。3人だ
「お前ら遅刻だ!今何時だと思ってるんだ!」
学園に入ろうとすると、校門に立っていた、眉毛が特徴的な人が声を荒げた。
「8時15分」
ノーレは時計を見ながら冷静に答える。
「そんな冷静に答えられても困るんだぞ!;」
めがねをかけたちょっとメタボっぽい人が困ったような顔をする。
「まぁまぁ2人とも落ち着いて;・・・それよりキミ、見ない顔だね。もしかして噂の女転校生?」
髭の生えたイケメンが、あたしの肩に手を回しながら言う。
正直言ってキモい( ・ω・ )ケッ
「・・・俺一応男っス。転校生なのはまぁ合ってますけど」
あたしはわざと低い声で答える。
「え?あぁ、ごめんごめん。かわいー顔してるから、女の子かと思ったよ!にしても、残念だなぁ。初の女の子かと思ったのに」
「男ですみませんね」
あたしはカチンときて言い返す。
「・・・あ、そうだ。俺らお前の学園案内頼まれてンだよ」
「そうだったんだぞ!ってことで、早速教室に行こうか☆」
「お兄さんも一応頼まれてるんだけどなー」
「髭さんは来なくていいっス」
「お兄さん早速嫌われた!?」
「髭が来るよりノーレがいいんだけど」
「俺?・・・別にいいべ」
ノーレは無表情でコクンと頷く。
「あ、自己紹介が遅れたな。俺はこの学園の生徒会長のアーサー・カークランドだ。よろしくな」
笑顔で握手を求めてくるアーサーの手を、あたしは恐る恐る握った。
「よ、よろしく・・・」
「俺は副会長のアルフレッド・F・ジョーンズなんだぞ!宜しく頼むよ♪」
「うん。よろしく」
テンションたけぇなーこの人。
「じゃ、教室に案内するから付いてきてくれ。くれぐれも迷わないようにな」
「ういー」
.
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革ベルト
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りおん - 老けてるんじゃない!!ひなきが大人なんだww花の高校生が老けてr((黙 何かひなきっておねーちゃんぽいw (2012年6月30日 23時) (レス) id: d78b3ee821 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`)ひなき(プロフ) - りおんさん» ええ!?あたしそんなに老けて見え(ry あ。高校生が老けてるって言ってるわけじゃないからね!← (2012年6月30日 8時) (レス) id: 5a67c69d9a (このIDを非表示/違反報告)
りおん - えーww高校生かと思ってた…orz (2012年6月29日 22時) (レス) id: d78b3ee821 (このIDを非表示/違反報告)
(´・ω・`)ひなき(プロフ) - りおんさん» うん。あれはヤバいわーwwwあたしはねー。中2!13歳です! (2012年6月29日 19時) (レス) id: 7991b9023f (このIDを非表示/違反報告)
りおん - ピ○ルの定理は全体的におもしろいよねー!!そーいや関係ないけどひなきっていくつ??ww (2012年6月28日 23時) (レス) id: d78b3ee821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:(´・ω・`)ノひなき | 作者ホームページ:http
作成日時:2012年6月17日 16時