【APH】恋＞愛【北欧】

1st♪W学園 ページ2

「へー・・・ここがなんちゃら学園かー」

あたし、(人1)Aは色々あって今日から・・・何学園？まぁわかんないけどなんちゃら学園とかいうバカデカい学園に通うことになった。


「えぇっと・・・？ジジイはどこかな？」

あたしはジジイを探してしばらく辺りをうろついてたけど、マジでデカいから迷ってしまった。


「あー・・・方向音痴なんだから動かなければよかった」

あたしは自分の行動を深く反省しながら、誰かに道を聞こうと思って辺りを見回した。


「んーっ・・・あ！」


銀髪の綺麗な男の子発見。


「丁度いい〜・・・あのひとに聞いてみよー」


あたしは、木に凭れて何やら本を読んでいる少年に近づくと、ちょっと緊張しながら声をかけた。

「あの・・・すみません」

少年はゆっくりと顔をあげる。


(う、わ・・・綺麗な顔・・・)

まるで女の子みたいに長い睫毛に、深い紫色の瞳。薄い桃色の唇に、透けるように白い肌。ぱっと見女の子にみえるけど、男子の制服を着ているところからすると、男の子らしい。


あれ？
でも、なんかひっかかるなぁ・・・ま、いっか。


「何？」

少年は不機嫌そうに眉を顰めた。

「えっあ・・・っと、ジジイ・・・あー。ローマ帝国がどこにいるか知りませんか？」

「ローマ帝国？あぁ、理事長なら理事長室にいると思うけど」

「その・・・理事長室って・・・どこですか？」

あたしが恐る恐る尋ねると、少年は大きな溜息をついた。そして渋々といった様子で立ち上がると、服についた埃を払いながら素っ気なく呟く。

「こっち。ついてきて」


「あっ・・・はい！ありがとうございます」


何かイライラしてるっぽいけど、案内してくれるらしい。
とりあえず感謝感謝〜

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