・ ページ11
.
「…はい」
「付き合ってたやろ？」
「…」
今までのことがフラッシュバックして、涙が止まらなくなる。
てか、なんで。
「え、ごめん、泣かせるつもりはなかったんやけど」
「ごめんなさい、、 …なんでわかるんですか」
「そりゃ、2人を見てれば、ね？いくら聡でもあのごまかし方は分かったかなあ」
「そうですか…」
そんなに分かりやすかったのかな、って思ったけど、動きが固まるのはさすがにバレるものか。
「あの、なんで電話…？」
「いや、まさか聡とAちゃんが繋がってるとは思っとらんくて」
「ほとんど終わってると一緒なんですけどね」
「そうなんだ」
ほとんど終わってると一緒なんですけどね。
終わりたくなかった。聡もそうだったはずなのに。
「ずっと忘れられなかったんです」
「フられたの？」
「そうじゃないです」
私は、全てを話した。
途中で泣いてしまったりしても、楢��さんはちゃんと聞いてくれた。
「もう、片想いになっちゃったのかなあって。すらすらっと『友達だ』なんて言うから、もう私には気がないのかなって、思ってます」
「そっか」
「もう、遠くから見つめるだけでいいです。私はファンでいいんです…」
聡にとって私はなんなのか。
それが分からない。
「…私、愛重いですよね、ごめんなさい」
「んなことないよ。多少はすっきりしたやろ」
「はい、、ありがとうございました」
「今日はもう寝て。寂しかったらいつでも電話してよ」
「そんな、ありがとうございます…。おやすみなさい」
おやすみ、と返ってきて電話が切れた。
通話画面からホームに切り替わったスマホを握りしめた。
私は、いつでも寂しいのだけれど
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あっそうタロウ - 某ドラマでこの方々を知った時は、歌良いなと思ったけど、当時は読み方分からずオフィシャルナントカとか言ってたな〜変わった名前だと思ってたけど、その後こんなに大ブレイクするとは思わなかったなぁ〜 (2021年10月17日 0時) (
レス) id: f9de441ab3 (このIDを非表示/違反報告)
あっそうタロウ - オフィシャルナントカの楢崎クンはもう沙也加のモノなのよっby楢崎沙也加 (2021年10月16日 22時) (レス) id: f9de441ab3 (このIDを非表示/違反報告)
あっそうタロウ - あんたらがこうやってる間も今夜も楢崎君は沙也加と一糸まとわぬ姿で激しく愛し合ってんのよっ、バーカby楢崎沙也加 (2021年10月15日 23時) (レス) @page40 id: f9de441ab3 (このIDを非表示/違反報告)
あっそうタロウ - だーかーらーいい加減目覚めなさいっ 楢崎君はもう沙也加のモノなのよっ 敗北宣言しなさいっ 沙也加はバイデン、あんたらはトランプなのよっby楢崎沙也加 (2021年10月15日 22時) (レス) id: f9de441ab3 (このIDを非表示/違反報告)
あっそうタロウ - 皆さん、いい加減目覚めなさいっ、楢崎クンはもう沙也加のモノなのよっ (2021年10月15日 22時) (レス) id: f9de441ab3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：とと | 作成日時：2020年2月24日 2時
