だいすきはっぴーついんたわー

違う " スキ " 。＃青桃 ページ19

mikumimi様リクエスト



桃 _ %



俺と幼馴染のあいつは、ずっと仲良い2人、のはずだった。

なのに、なんで俺んこと避けるん？
ずっと仲ええんやろなぁって、切りたくても切れない、腐れ縁ってやつになるんやと思ってたんやけど。

俺だけやった？
俺の勝手な勘違いやった？


桃「……流星、勉強…わかんないとこあって」


ほら、分かり易い嫌そうな顔。


青「…なんでお前今更聞きにくるん」


明日はテストだってことはわかってる。
流星の邪魔になるのもわかってる。
…でも、そんなあからさまに嫌な顔されたらさ。


青「…あー、ちゃう、そうやなくて…」


なんか流星が言ってるけど、もうきっと、この距離から変わることはないんや。

小さく「ごめん」と呟いて流星の部屋を出ようとしたら、手首を掴まれて。


青「…教える、隣来い。」


左手首、熱い…。

久々に触れた流星。
手はとても冷たかったはずなのに、ジンジンと熱くなっていくのはなんでやろか。


青「…望？やらんのやったら帰らすけど」

桃「…っあ、あの、ここ…！」


指で示すと俺にもわかるようにゆっくりと教えてくれる流星。


青「わかった？」

桃「うん、流星やっぱ教えんのうまいな〜」


ふふ、と嬉しそうに笑った流星。
単純なとこは昔から変わらないんやから。

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