ロボのんちゃん

ロボット…１０ ページ10

.








「あっ、のんちゃん、お風呂入っていいよ」


『ええっ、一緒に入ろ？』

ニコニコして言ってきたのんちゃん。



さすがに恥ずかしいし


「……ええっ、やだぁ、恥ずかしい」


『ええっ…』


明らかシュンとなったのんちゃん


「………恥ずかしいもん…」
「また今度じゃダメかな………？」


『……Aちゃん可愛いから今日は諦める』


『…ふふっ、今度っていつ？』


「………今度は今度…」



『……俺忘れへんからな！絶対入ろな！』


『んふ、Aちゃんの、んふふ♡』


「………のんちゃん恥ずかしい、やめてよ」


『照れんでも〜、んふっ』

「のんちゃんって、最後に"んふ"っていうんやね」



『ええっ、なんでも"んふんふ"言わんよ』

「あれ？さっきからゆーてるやん…」



『…まぁ、お風呂行ってくる〜！』


ドタバタしながら脱衣場でのんちゃんが叫んだ


『……うぁぁぁあ！！！』


「どうしたん！？？？」

バンっと開けたら上半身裸ののんちゃん


『…いや、あの、腹筋割れてきてるって、思って、』


「…………あ、あ、ごめんっ、」


『……ちょ、』

後ろからぎゅーとされて、身動きできない私


「………え、え、」

『んふ、可愛い、お風呂場もAちゃんの匂いやけど、やっぱりこっちの方もいい匂い…』

スンスンと首らへんを嗅がれて


とてもくすぐったい

「へへっ、やめて、のんちゃん、くすぐったいよ」


『あぁぁあ、ごめん、風呂！』


無理やり出された私。


私の中ではハテナがいっぱいだった。



『(あかん、襲ってまいそうやった…セーフ)』




.

ロボット…１１→←ロボット…９

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す