『お帰りなさいませ、僕のお姫様』

お姫様…９ ページ9

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ふわふわした感覚から目が覚めて、自分が寝ていたんだって気づいた



「…んー、あれ？」


さっきまでいたよね？ダイキさん

私が寝たから帰っちゃったんだ…



せっかく用意してくれたあの、このドリンク、


すっかりぬるくなっちゃってる

「…ふぁぁぁ、」




「あ」


「…やだ、今の顔みた、？」



ダイキ
『ふふ、見た』


「…いやぁ、気持ち悪かったでしょ？」




ダイキ
『んーん、可愛かったで(笑)』


「絶対ウソだ、笑ってるもん！」


ダイキ
『おっきなあくびやったな、笑』



「ダイキくん、意地悪！」



ダイキ
『っ、意地悪じゃないですぅ』



「あ、もうこんな時間だ、そろそろ帰るね」


ダイキ
『ええ、もう帰ってまうん？』


ダイキ
『なあもうちょっとおって？なっ？？』




「お金全然持って来てなかったからこのドリンク分ぐらいしかないの、」


ダイキ
『俺が奢るやん？な？もうちょっとAちゃんと話したいねん…あかん？』



「仕事なのにそこまでしなくていいよ、どうせまた来るし！ね？」


ダイキ
『次来る時俺じゃないやろ？指名するん』


「…んー、どーだろ」



ダイキ
『望やろ？Aちゃんが指名した人』


「……ノゾムさん？」



ダイキ
『え？桃色選んだやろ？』


「確かに桃色選んだけど、名前初めて聞いたから、」




ダイキ
『ほんまに好きな色で選んだ感じ？』


「…んー、友達が桃色いいんじゃない？って勧められて」


ダイキ
『だから俺の事知らんって感じやったって事か』





「ん？どーゆーこと？」


ダイキ
『んーん、こっちの話！』


「じゃあまたね、ダイキくん」




ダイキ
『またのご来店お待ちしております、』







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