子猫…4 ページ4
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この家に住みついてから2ヶ月の月日が経った
ある、夜中の時ふと目を覚ました
[おい、そこの猫]
「…わたし?」
[そうだ、お前だ]
「君は誰」
[……悪魔、と言ったらわかるか]
「悪魔、この世にまだ居たんだ」
[…お前さん、家族はみな人間に殺されたんだぞ?]
[何故お前はここから逃げない]
「…この人たちは私を助けてくれたんだよ」
[嘘だと思わないのか?]
「……思わない」
[この薬をやろうと思ったのに]
「…くすり?私は薬嫌い!」
[人間になれる薬]
[アイツら人間をこの手で殺すため]
[……まぁお前さんが要らないなら私は違うやつに渡して、]
「それ、貰っていいかな」
[…はて、お前さんは殺さんだろ]
「うん」
「悪魔ちゃんは、本当は悪魔じゃないよね」
[!??]
[あ、悪魔だと言ってるだろ!]
「…悪魔ちゃんは私のことを助けようとしてこの薬を渡そうとした」
「……これ、有難くもらっとくね」
「でも、悪魔ちゃんが思うような使い方はしない」
[…っ、お前さんの思考はわからんわ]
[上から見てるから地獄で会うことを楽しみにしてるよ]
スッと消えていった悪魔ちゃん
「…地獄だけ勘弁して欲しいな」
『…どうしたん、そんなに鳴いてたん?』
「っ!!!」
『ごめんごめん!驚かせて』
『……ほら、寝よ?夜中やで?』
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神モンチ(プロフ) - このお話すごく気になります!更新無理せず頑張ってください!! (2019年2月4日 16時) (レス) id: 4a5b62b9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちげおかみぃ - 次は猫ちゃんの話ですね♪猫大好きなので、こちらの作品も楽しませてもらいます!お体に気を付けてこれからも更新頑張ってください! (2019年1月19日 18時) (レス) id: 5d20a0b4b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:重岡ももか | 作成日時:2019年1月18日 9時