子猫…2 ページ2
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気づいたら私はこの世に存在していた
ごく普通の猫だった
親は自由なお母さんとお父さん
お姉ちゃんお兄ちゃん弟、たくさんの兄弟
私は普通の生活をしていた
ある日までは
いつものように、遊びに出かけて家に戻る
そこには誰もいなくって
最初は見捨てられたのかと思った
違うかった、人間達が保護とか言って、
私の家族を殺すつもりなんだ、
この日、私は大切な家族を失った
悲しくて苦しくて、人間が嫌いになった
ああ、この街の偉い方が言っていた通りだった
人間はいい奴のフリをして私たち猫や犬を殺すんだって
私もこのままだと人間に見つかって死ぬんだと
それだけはごめんだ。
見つけられたとしても、逃げて逃げて生き延びようと
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逃げても逃げても人ばかり
ここは、人間が多く住む場所だったらしく運のついてない自分
少しだけ、鳴いてみた
私のつらさを分かち合える人がいるだろうか
『…猫ちゃん、まだちっさいのに、』
「!?」
背が高すぎる雄が近づいてきて、
私の身体を持ち上げた
気を緩めてた私が悪い、だけどまだ生きていたかった、死に方くらい選ばせてもらいたいところだ
威嚇してもだめ、この雄には効かない
『…ひとりなん?俺の家来るか?』
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神モンチ(プロフ) - このお話すごく気になります!更新無理せず頑張ってください!! (2019年2月4日 16時) (レス) id: 4a5b62b9b4 (このIDを非表示/違反報告)
ちげおかみぃ - 次は猫ちゃんの話ですね♪猫大好きなので、こちらの作品も楽しませてもらいます!お体に気を付けてこれからも更新頑張ってください! (2019年1月19日 18時) (レス) id: 5d20a0b4b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:重岡ももか | 作成日時:2019年1月18日 9時