18話 ページ18
ト「なあ、最近あの子見ねぇけど会ってんの?」
「え?あー、まあお互い忙しくて会えてないかな」
ト「もう倦怠期?」
「はっ、なわけないじゃん。」
ト「ふーん、てか家連れてこいよ。もしくは行け」
「行くって突然は迷惑だろ」
ト「社会人の人は明日休みだろ?なら突然でもいいだろ」
「いや、絶対迷惑」
ト「ドッキリでーすとかなんとかいって会ってこいよ。そんなことでもしないと浮気されるぞ」
「…」
浮気
いや、そんなことしない子なのはわかってるけど、正直お互いの気持ちを確かめあえてないから不安ではある。
「明日なんか予定あったっけ?」
ト「お、やっと行く気になったかー」
「うるさい、なるべく早く帰るわ」
ト「ごゆっくりー」
呑気な声は放っておいて自室にこもる
「んー…さすがに連絡すべきだよな」
突然行くべきか連絡してから行くべきかの葛藤の末、連絡することにした
佐藤寛太突然だけど明日家行ってもいい?
送ると直ぐに既読が着く
なつきもちろん!待ってるね!
の文と変なスタンプひとつ
メッセージ上では特に変わった様子はない。
なんか変に不安になって損した気分。
久しぶりに会えるという事実に嬉しくてニヤけそう。てか、ニヤけてる。
なんか眠れそうにないから、いつもの如く編集をすることにした。
ようやく眠れたのは日付を超えた午前3時。
なつきちゃんと楽しそうに笑ってる夢を見ながら朝を迎えた
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作者名:うぶげちゃん | 作成日時:2018年11月6日 19時