Love feeling 5

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「やったね、成功っ」

拡「うぇ〜い！
凛の16歳の誕生日に歴史を刻んだね！」

「そこまでおおごとじゃないけど(笑)」


凄く楽しそうにはしゃいでる拡輝。

たまーにみせるこういう少年っぽさ…

なんかいいなー。


そんなことをぼーっと考えてしまう私。


なーんか、変。



拡「あ、これも美味しそうじゃない？」

「え？あ、これ？」

拡「そう！
あ、けど今おねーさん運んできた
その焼きたても美味しそうだなー」


たくさんのクッキーに目移りする。


「これ美味しい！」

拡「えー、拡輝それ取ってない！
食べたい！あーん」

「取ってくればいいじゃん」

拡「美味しかったらね！」


ん！と口を開いて、私に近づく。

仕方ないし、

クッキーを拡輝の口の近くに持っていくと

パクッとでっかい一口で食べちゃった。


「あー！全部とった」

拡「ん、ほんとだ！うんまー
それ取りにいこ、」


拡輝は立ち上がって

今拡輝に食べられたばっかりのそのクッキーと

他のクッキー数枚を取って戻ってきた。


拡「ほら、さっきのお返し。あーん」

「え、いいよ自分で食べる」

拡「お返しだから同じくしなきゃ！ほら。」


断ってもだめそうだ。

そのまま頬張った。




「拡輝、本当に良かったの？」

拡「えぇー？うん、おいらが誘ったから」

「ありがとう」

拡「どういたしましてー！」


誘い出す冗談かと思ってたのに

本当に奢ってくれて。

私だって食べたかったから、

だから来たのに。

ご馳走になっちゃった。



こんなに甘くて美味しいの、

ぜーったい太っちゃうね…






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