Love feeling 5

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拡輝side






「ひーろき！行こ！」


ちょっとお洒落なリュックを背負って

少し遠い、ドアに近いおいらの席に

Aが、近づいてきた。


拡「ほーい、ちょっと待って」


机の中にあるプリントと、

ペンケースをカバンの中に入れて、

立ち上がる。


「スーパーとね、ラッピングも買いたいから…
雑貨屋さんも行きたいんだよね」

拡「何処へでもお供します！」

「拡輝ってなんかそういう変なところあるよね(笑)」


少しふざけたら、そんなことを言われた。

いい、面白いと思ってくれるなら

笑ってくれるなら、なんでも！


拡「えー？拡輝が面白いって〜？」

「そんなこと言ってないよ〜」

拡「嘘〜？おいらにはそう聞こえた〜」

「(笑)」


ちょっとだけいつもより近くに寄ってみる。

Aは気にしてないんだろうな、

別においらが近づいても、

普段より少しだけ近くにいても

気にしてない。


周りからみたら、

カップルとか思われてるかなー？

そう思われてたら拡輝嬉しい！



拡「何ケーキ作るの？」

「んー、タルトかな」

拡「ひぇー、本格的！」

「可愛い後輩のために、本気出すよー」

拡「お、Aやっさしー！」

「でっしょー」


そのキラキラした笑顔が好きだなー。

ずっと、見ていたい。


拡「凛喜ぶね」

「だといいけど」


最初にラッピングを買いに来た。

沢山ある中からAはささっと

これとー、これとー、

ああ、これも必要だ！って

決めて、お会計を済ませてた。


おいらも、ちゃっかり

クラッカー買ったもんねー。



拡「持つよ」

「大丈夫だよー？」

拡「いーから」

「あ、ありがと」


かっこつけて、

荷物を持ってみる。

今のかっこよかった？ねえ、

そんなこと聞けないけど。




「次ねー」

拡「材料だー」

「うん！何タルトにしよう」

拡「美味しいやつー」

「アバウトだなあ(笑)
旬だし、巨峰とかマスカットとか…
あー、キウイもいいかも…
甘すぎないやつ？」

拡「珍しくていいかも」

「じゃあそうしようかな」

拡「拡輝も食べたいなー」

「じゃあ小さいやつ作ろっか」

拡「まーじ？食べたい！」


おいらが食べたいって言ったから、

A、おいらの分も作ってくれるんだって！

ちょー嬉しい！



材料も、買い揃えて

もちろん荷物はおいらが全部持って

寮に帰る。








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