Love feeling 5

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拡輝side




拡「今日の部活はちゃんと全員居た？」

「ちょっとー、口にもの入れて話さない！」


ゴクリと飲み込んで、

拡「ごめんごめん」

続ける。


如「うん、ちゃんと全員いたよー」

拡「そっか、それなら良かった」


かじが月曜と火曜と休んで、

おかしいと思ってた。

様子もいつもと違うし。

きっと、おいらが

Aと付き合ったことを知ったからだと思う。

多分間違えてないはず。



美「しめ今日なにやったの？」

龍「なんでしょー」

璃「ヒップホップ」

龍「あ゛！！！なんで言うんだよ！璃！」

美「んー、じゃあ次の時ヒップホップやめよー」



朝、教室で話した時、

閑也は気づいてた。


でも、あとの4人はどうかわからない。



俺の判断が間違ってた？

でも、おいらだってそんな大人じゃない。

好きな人に好きだって言って、何が悪い？

好きな人と付き合いたいって思って何が悪い？

それは、誰にだって与えられた平等なんだし。

そりゃあ、例外だっている。

その例外が運悪く、かじで。

だからっておいらの気持ちをセーブするのは違うでしょ？




顕○や神宮寺なんかは

気を使って我慢してたらしいけど、

そんなのは個人の勝手…だと思う…



俺にだって、答えは何か分からない。




数学のように世の中の出来事はひとつじゃないし

俺が選んだ道も、答えのひとつかもしれない。



璃「どうせバレるんだからいいでしょ」

龍「むぅ…」

美「何がいいかなー。次はー。
その前に如恵留と閑也挟むのか。
如恵留何するの？閑也も」

閑「俺は多分フリースタイルになると思う」

如「俺はジャズかな」

美「んー、じゃあ何にしよう。
Aと拡輝は次やるとしたら何するの？」

「うーん、新しいのやりたいから
クランプとかどうかなーって。私得意だし。」

拡「拡輝はー。ロッキン。」

美「学祭でクランプやってたよね！
あれ、ちょーかっこいいからやってみたい！」

龍「再来週！再来週の月曜先生いないから部活出れるからその時は？？？」

閑「必死だな」

龍「だって踊ってみたいじゃんー」


こんなにいつも通りで

こんなに楽しい時間がここには流れてるのに

なんで別なところには

苦しくて、どうしたらいいか分からない

辛い時間が流れてるんだろう。



全員でごちそうさまと夕飯を済まし、

談笑しながらそれぞれの部屋に戻る。






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