Love feeling 5

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海人side




宮「え？お前ら知らないの？」

顕「何が」

宮「拡輝くんとAちゃん
1週間？2週間？くらい前に付き合ったんだよ」

顕神岩松「はっ？」

神「まじ？」

宮「マジだよ」

中「普通気づくだろ…」


こいつら、本当に鈍すぎ。

気づけよ…

ってか、普通に生活してれば気づくだろ…



顕「あ、だから…もしかして、かじ…？」

宮「うん」


分かってたなら気づくだろ、って

突っ込みたいけど、まあそれは押さえて

みんなの反応を見つつ、会話を聞く。


顕「なんかまじでやばそうだけど、大丈夫なの？かじ。」

宮「いや、正直かなりやばいと思う」

神「この間部活サボってたしな」

海「閑也が話したらしいけど」

宮「まじ？俺もしたけどさあ、
俺には手に負えないっていうか」


まあ、宮近も同じ部屋だし

そりゃあ声かけるよな。


海「閑也は、一回Aから離れたら？
って言ったらしいよ」


かじは苦しんでるけど

Aちゃんは多分知らない。

分かってない。

残酷な運命だな、って思った。



玄「じゃあ、そのうち学校…
休学しちゃうってこと？」

海「いや、分かんないよ？
閑也が提案しただけで、
かじが何考えてるかはわからないから」

松「そうなんだ…」


けど、拡輝くんはそれを知ってる。

知ってるくせに、って言ったら

俺も俺で最低なやつだけど

でも、それでも踏み出した結果で

誰かが動かなければ

全員が悶々とした気持ちを持ち続けることになる。

答えがこれで良かったのかは

誰にも分からないし、

誰も正解を知らない。


海「だから、それなりに俺らも
フォローしてやらないと、
きっとあいつ潰れる」


誰も返事はしなかったけど、

静かに頷いたり、

納得した顔をした。



何があっても、

俺らダンス部はダンス部で、

誰1人かけちゃダンス部じゃないし。



たかが部活、

そうやって思う人もいるかもしれないけど

俺らはそんな浅い関係じゃない。




もっともっと、

深いところから信頼とか、

仲間意識とかがあって、

それぞれが潔いライバルで。





そんなダンス部だから俺もここにいる。







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