Love feeling 5

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「可愛く、ない」

拡「えー？俺には可愛いと思うけど」


頭に感じる重み。


私の頭に手を置きながら

見つめてくる。



「それ、反則だよ拡輝…」

そんなの、ダメだよ。


私、可愛いって言われるのは

あんまり慣れてなくて

むず痒いけど


きっとどこかで

可愛いって言ってもらいたいとか

思って欲しいって思ってた。


女の子はみんな…そんなもんでしょ…？


拡「本気だもん、これ」

「っ…//」

拡「あ、今拡輝めっちゃかっこよくなかった？ね？」


また近づいてくる。


だから、言ってやるんだ。


私だけ照れてるの、嫌だもん。


「拡輝はかっこいいよ」


かっこいい。


そうやって人を笑わせられるのも

人を楽しくできるのも

ふざけてるけど本当は頼り甲斐あるところも

真剣なときに見せる男らしさも

ちゃんとしてれば整ってる顔も


拡「でしょ？」

「え？」

拡「え？だから、拡輝かっこいいでしょ？って」


嘘でしょ…

照れなかった。


なんで。


なんか負けた気分…


「かっこいいけど、」

拡「けど？」

「なんで自分で言っちゃうの」

拡「えへへ」


自分の頭に手をおいててへって。


あ、本当は照れてくれてる？



もしかして、照れ隠し？


「でも拡輝、黙ってた方がかっこいいよ」

拡「えー？じゃあ拡輝お口チャック？」


またふざけたように口を塞いで

私を見つめてくる。


「あはは(笑)
いいよ、拡輝はそのままで。
黙ってたら拡輝じゃないし」

拡「じゃー、しゃーべろっ
おいらねえ、Aと話してると幸せだから」

「私と話してると？」

拡「喋れば喋るだけ
Aの反応見れるでしょ？
だから、いろんな表情のAを知れるし
Aの知らないことを沢山知れる
それって幸せじゃん！」

「じゃあ、いっぱい知ってね」

拡「おう！」


私も、拡輝と話してると幸せだよ。



私の知らない世界を開いてくれる。


自然に笑顔になれる。







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