Love feeling 5

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部活前、まつくがそわそわしてるのは

誰からも見て取れた。

緊張してるんだなあ…


「まーつくっ！」

松「うわぁっ！Aちゃんかあ…ビックリした」

「あはは(笑)
まつく〜、大丈夫だよ〜
相手はみんな知ってる人、
いつも通りで大丈夫！
今日は、みんながいるリハみたいなさ！
練習と変わらないよ！」


まつくの背中をポンポンッ、と叩いて言った。


「私もちゃんと隣にいる」

松「そうだよね…
目の前にいるのは、みんな知ってる人…」

「そうそう！だからー、大丈夫！
まつく頑張って仕上げたから
抜けも、モレもないから。」

松「ありがとう…」


扉を開ければ、いつもと変わらない。


「よし！じゃー始めよっか！」

拡「うぇーい！」


座っていたみんな。

真っ先に立ち上がって、

手を叩きながら言う拡輝。


「じゃー、今日から2年生加わってだから、みんなよろしくー！」

皆「はーい」


じゃあ、はい

とまつくを促す。


松「えーっと、今日は…
ヒップホップで踊ります。
曲は割とみんな聞いたことあると思う」


音楽を流し、

みんながああー、これね！といい反応だ。


まつくがこういう感じで！って

踊って見せるのに、

たまに付け足しで言うぐらいだった。



緊張してるっぽかったけど

しっかりしてんじゃん。


かっこいいよ、まつく。



やるときはちゃんと。

これが、みんながまつくを副部長に選んだ理由だと思う。



松「はい、これで終わり！
ラスト一回通すしまーす」


出来上がった振りをみんなで踊る。

うん。いい感じ。かっこいい。



拡「じゃあ、今日はこれで解散！
水曜日は勇太とおいらねー！」

美「りょーかいー」

皆「はーい」



「まつく、良かったじゃん！」

松「はぁぁ…やっと終わった…
やっばー、緊張した…」

「その割りにすごい堂々としてたけど？」

松「やるならやり遂げようと思ってたから」

「いーねえ、男らしい」


でしょーと笑ったまつく。


もう、可愛らしい2年生なんかじゃなかった。



元「まつくかっこよかったよ〜！」

松「本当？とりあえず、よかったぁ〜」



けど、元太の前では気が抜けるみたい。







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