Love feeling 5

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「朝日、大丈夫？」

朝「あ、Aっ、ったー
優しくして、優しく！」

先「十分優しくしてますけどー？」


相変わらずな朝日に笑ってしまった。


朝「っあー、今笑っただろ」

「だって、変わってないなーって思って。昔から(笑)」

朝「人はそんな簡単に変われませーん」

「見た目そんな老けたのに？」

朝「誰が30歳だ」

「いや、言ってない」

朝「ぐぁっ！もー、無理無理無理痛い」

先「あ、ねえ神代さん？だよね？」

「あ、はい」

先「時間短縮にさ、腕の消毒任せていい？」

「了解です」


ガーゼと消毒液を渡され、

朝日の腕まで持って行くと


朝「痛くしないでね」

「優しくするけど
染みるのは私のせいじゃないならね」


と念には念を…


ま、そんなのも無謀、

いってー！って

こんな近くでそんな叫ばれたら

鼓膜もおかしくなってしまう。



だから、左手で朝日の頬をつまんで、

叫べないようにする。



先「はい、足は終わったから
あとガーゼで覆って、包帯巻けば終わり！」

朝「いひゃい」

「我慢してー、もう…」


腕も終わって、

クルクルと包帯を巻いて…


「ほら、終わったよ」

朝「うぅー、ありがと…」

「先生、お世話になりましたー
うるさくてすみません、
ほら、朝日行くよー。着替えないと。」


ジャージのままの朝日の手を取って、

先生に挨拶して…

保健室を出た。




チラッと朝日の方を見ると、

若干涙目で、まつげが濡れていた。


「もう、朝日…子どもかっての！」


ポケットの中に入っていたハンカチで拭く。


朝「痛いんだもん…」

「はいはい、でも頑張った頑張った！
それにしても、両脚に右腕…
擦り傷だけでよかったよー
大事に至らなくて！
不幸中の幸いってやつだね」

朝「うん…」



あー、なんか…

子供の頃に戻ったみたい。





もう、授業も終わったわけだし、

手当てしてる時間に帰りのHRも終わっただろうし…

戻らなくてもいいかなあーなんて思ってたら、

私の後を着いてくるように歩いてる朝日が

A、ちょっと待ってって言うから

ああ、歩くの早かったかなって少し速度を緩めたら

私の左肩にぽすん、と

おでこを乗せてきた。







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