え、ちょっと待って ココドコデスカ

5話 ページ7

そらる｢東京の自分家 mixしてたって言ったよね？｣

黒い笑を浮かべるそらる

太宰｢君たち私の事をよく忘れるね？｣

太宰が口を挟む

きらら｢…どうして私達は大阪や東京から横浜に来たのでしょうか？｣

うん また素朴な疑問

中島｢…何故と言われても｣

困る中島

確かにやって来た本人たちがわからずに

赤の他人がわかる方が怖い

太宰｢まふまふ君だったね？｣

いきなり太宰がまふまふに問う

まふまふ｢は、はい！｣

太宰｢恐らく君の異能力は召喚系のものなのではないかな？｣

また出てきた 異能力という言葉

そらる｢異能力？｣

その言葉にそらるが反応した

きらら｢そらるさん何かご存知ですか？｣

そらるはこくんと頷く

そらる｢たぶん文豪ストレイドッグスって漫画に出てくるやつだけど｣

…漫画 まんが マンガ？

そらる｢そらならこの人が生きてる辻褄が会うんだけど｣

そう言って太宰を見る

そらる｢ちなみに君は？｣

中島を見て問う

中島｢な、中島敦です！｣

そらる｢中島敦…ね｣

意味ありげに微笑むそらる

イケメンだやばい

まふまふ｢ということはですよ そらるさん｣

そう言ってそらるを見るまふまふ

そらる｢…トリップとか？｣

きらら・まふまふ｢え？｣

そらる｢だから トリップ｣

きらら・まふまふ｢…え？｣

そらるは真っ黒な笑顔を向けてきた

きらら・まふまふ｢ごめんなさい｣

そらる｢たぶん太宰さんの異能力が何か無敵な感じのだったと思うよ 人間失格って名前｣

太宰の顔が引きつったのがわかった

きらら｢太宰治や中島敦がいるということは 福沢諭吉や芥川龍之介 森鴎外や中原中也もいるんでしょうか？｣

まふまふ｢芥川龍之介知ってる！羅生門の人でしたよね？？｣

そらる｢どうでもいいけど 帰りたい｣

口々に好きなことを言っていると

太宰｢うん とにかく君たち一旦連れて帰るから｣

そう言って連行された

もちろん中島も一緒に

着いたのはレンガ造りの建物

きらら｢綺麗な建物ですね｣

太宰｢そうだろう？さ、入り給え｣

そう言ってドアを開ける太宰

そして

？｢だーざーいーーーー！！！！｣

長髪の男性が太宰を投げ飛ばす

きらら・まふまふ｢！！！？？！？｣

そらる｢えと、たぶん国木田独歩さん｣

国木田｢！？｣

きらら・まふまふ｢初めまして｣

もうトリップしてきたと分かれば

文豪たちの名前が出てきても不思議ではない

そして何より

そらるがトリップしてきた世界を知っているようで安心した

6話→←4話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す