え、ちょっと待って ココドコデスカ

10話 ページ12

翌日

きらら｢…っ｣

目を覚ますと規則正しい寝息が聞こえた

きらら｢…？｣

身体を起こすと心臓、身体中に痛みが走る

きらら｢いっ！！！｣

まふまふ｢！！？！？！？？｣

側で眠っていたのはまふまふだったようで

いきなりそこそこの大声を出したので

かなり驚いていた

きらら｢ご…めん……なさ…い｣

身体が痛くなければ

全力でスライディング土下座したい←

まふまふ｢だ、大丈夫ですよ！｣

そう言ってから心配そうに布団に寝かしてくれる

まふまふ｢どこか痛いですか？…痛いですよね｣

しょぼんとして下を向く

きらら｢痛くないことは無いですけど…大丈夫ですよ｣

そう言うと

まふまふ｢僕にできることがあったら言ってくださいね｣

そう言って笑顔を向けてくれた

きらら｢…ありがとうございます｣

そう言って笑う

ちゃんと笑えているだろうか

ガチャ

誰かが部屋に入ってきた

そらる｢あ、起きてたんだ 身体大丈夫？｣

そらるがコップを片手に入ってきた

きらら｢ご迷惑をおかけしました もう大丈夫です｣

そう言うと

まふまふ｢まだ大丈夫じゃないです！｣

結構ガチめに怒られた

ポロッと涙が頬を伝う

そらる｢あー まふまふ泣かせた｣

まふまふ｢え！あ、ご、ごめんなさい！！！｣

きらら｢ちがっ…い…うわぁぁ｣

違うのだと訂正しようと思ったら

また涙が溢れ出てくる

ポン

そらる｢無理に話さなくていいから 落ち着いて自分の気持ちに整理がついたらまた話して｣

そう言って頭をポンポンと撫でてくれる

こくん

頷く事しかできなかった

まふまふ｢ごめんなさい 泣かせるつもりは…｣

あたふたしているまふまふ

…かわいい←

きらら｢…まふ…くんのせいじゃない…です｣

嗚咽混じりに言葉を呟く

すると少し納得いかなさそうだったが

納得したようだ(？)

与謝野｢起きたのかい？｣

与謝野が入ってくる

そらる｢さっきですよ｣

きらら｢すみません ご迷惑をおかけしました｣

そう言うと

与謝野｢迷惑だと思ったら面倒なんてみないよ｣

そう言って笑ってくれた

きらら｢ありがとうございます｣

久しぶりに心から笑えた気がした

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