NEWS、頑張れ (ページ31)

今日:1 hit、昨日:9 hit、合計:224,390 hit

＊ページ31

手越side

収録が始まった

椅子には座ってるけど、寒いし頭痛いし、気持ち悪いから、震えながら耐えてた

すると、背中にあったかい感触

まっすーだ

増｢無理になったら言って｣

俺だけに聞こえる声で言ってくれた

手｢うん｣

その後の収録は、まっすーに支えられてなんとか乗り越えた

あとは歌だけ

そんな時、風邪の時によく出る腹痛が出てきた

増｢あと歌だけだけど、行ける？｣

手｢うん･･･｣

増｢あーー、

お腹痛くなっちゃったか｣

手｢頑張るから･･･

いこ？｣

増｢分かった｣

こうして、歌が始まるが、照明がまぶしい

さらに気持ち悪くなる

今日の歌は俺が下でハモるとこが多いから、控えめにハモる

二人で並んで歌うサビ

まっすーが腰に手をまわしてくれた

自然な感じで

なんとか歌い終えて、カメラが止まった瞬間、まっすーの方に倒れ込む

手｢ごめ･･･｣

増｢･･･トイレ行こっか｣

そう言うと、俺をおんぶして、トイレに連れていってくれた

増｢どっち？｣

どっちって言うのは上か下か、つまり吐きそうか下してるかどっちかってことだろう

手｢どっちも･･･｣

お腹が痛いのもピークに達していてどうにもならなかった

増｢じゃあ、鍵は開けっ放しでとりあえずトイレしてて｣

手｢寒い･･･｣

増｢わかった｣

そう言うと、出ていってしまった

気持ち悪いのも必死に耐えていると、上着と袋を持っているまっすーが帰ってきた

増｢とりあえずこれ着てて｣

上から被せられたまっすーの上着

ふんわりとまっすーの匂いがして少し安心する

手｢･･･吐きそ･･･｣

急に吐きそうになって、すぐに言う

増｢ごめんごめん

いいよ｣

袋を広げ、俺に持たせる

そして、背中とお腹をさすってくれる

ギュルーーーーギュルルーー

手｢おなか･･･いたい泣｣

増｢頭とかはまだ痛い？｣

手｢痛い･･･

ゴホッゴホッ｣

増｢咳も出てきたね･･･｣

少し落ち着いてきたので、とりあえず楽屋に戻る

増｢部屋暖めるからちょっと待ってね｣

まっすーは暑がりなのに、暖房を入れてくれた

増｢この後は？｣

手｢慶ちゃん･･･と、ラジオ･･･｣

増｢そっか･･･

俺、OFFだからスタジオまで連れてってあげる｣

手｢ありがと･･･｣

今日は前に用事があって、自分の車で来ていたらしいまっすーは、次のスタジオまで連れていってくれた