-Story25-sideセンラ- ページ26
仕事をしていると横からの視線に気がついた。
Aちゃんはいつのまにか起きていて、その目はとろんとしていた。
「おはよ、楽になった？」
「うん…もう大丈夫。」
「ちょ、起き上がらんでいいよ寝とき？」
「大丈夫だから…」
大丈夫と言うけどその体はまだ熱くて熱は下がっていないようだった。
「クリスマス特別な感じで一緒に過ごしたいのはわかるけど今は体調治すこと！わかった？」
「やだ…センラくんっに、…申し訳ない…」
涙ぐむ彼女をみて、本当に優しい子だと思った。でも風邪なのは変わらない。早く治して一緒に元気に過ごしたい。
「大丈夫やから。元気になったら一緒に過ごそ。センラたちだけまだ23日やから！」
「…ふふ、そうだね」
「明日がクリスマスイブやから明日までに元気になろうな」
「…うん。ごめんね」
「謝らんでいいよ。あ、ご飯できてるんやった温めて持ってくるな。」
そう言って部屋を出てからご飯を温めた。
朝よりも少し元気はあって安心した。
「ん。どうぞ」
「何その手は」
「あーん」
「自分で食べれるよ」
「こういうときはあーんするのが鉄板やろ」
Aちゃんは渋々納得してあーんをさせてくれた。一回だけだったけど。
その後は二人とも朝が早かったし、Aちゃんはまだ熱があるってことで二人とも布団に入った。
「あ、汗かいてるかもしれへんから拭いとく?」
「え、センラくんに拭かれるのなら今からシャワー浴びてくる」
「そんなんさせれるわけないやろ！！！危ない！！」
「自分でじゃあ拭くよ」
「だめに決まっとうやろ！！」
くそ、Aちゃんにはセンラの作戦がだだ漏れしている!!
どうにかしてこんなときでもAちゃんに触れたいという乙女心が…
「やっぱりしんどいから…拭いて」
なんだ、この子。
めちゃめちゃかわいいやん。
「しんどい？横になっとき、ムキになって対抗するからやで」
「それはセンラくんが！！」
「はい病人は寝てくださ〜い」
「もう！！」
かわいいかわいい彼女を部屋に残して濡れタオルと新しいパジャマを持ってきた。
「脱がせるで？」
「自分で脱げます」
「いいやん脱がさせてや」
「むりだめどんたっちみー」
「なんでそんな！！」
「自分でふかへんねんから脱がさせて！！」
「じゃあ自分で拭くよ」
「むり！！」
「もう、…しょうがないなぁ…」
今回はセンラの勝ちで脱がせてもよくなったし、拭いてもいいことになった。
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せせ - うおぉぉぉ〜センラさん好き…尊いってなっておりました笑 私ヤバいですね笑 (2020年5月13日 22時) (
レス) id: b70251c49a (このIDを非表示/違反報告)
はりい(プロフ) - 初コメ失礼します。毎回通知が来る度に、今回はどうなったのかな？次回はどうなるのかなあ…！なんて凄くワクワクしながら読んでいます。お身体にはお気をつけて、無理のない範囲でこれからも頑張ってくださいね♪楽しみにしてます！！ (2020年3月30日 14時) (レス) id: 448a94a682 (このIDを非表示/違反報告)
Mofu(プロフ) - 初コメ失礼します！いつも楽しませてもらってます！！無理せず頑張ってください！ (2020年3月27日 9時) (レス) id: 57f9efce9b (このIDを非表示/違反報告)
Rinara* - 続編おめでとうございます！更新頑張って下さい！体、気を付けてください...！ (2020年3月27日 0時) (レス) id: b08831265b (このIDを非表示/違反報告)
鞠 - 続編おめでとうございます！これからも頑張ってください！ (2020年3月23日 21時) (レス) id: 0a249ceab0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れおなちゅ
| 作成日時：2020年3月22日 19時
