俺の彼女の愛し方【センラ】

-Story22-side夢主- ページ23

目を覚ますとすごく暖かった。
見渡すとセンラさんに抱かれていた。
そのセンラさんはすやすや眠っていた。
かわいい。きれい。

なんでこの状況にいるのかが理解が追いつかなかったけど飲みすぎたんだなというのはわかった。まだほわほわする。
起きて片付けようとかの気力はまだなくて自然に目が閉じていった。



-sideセンラ-

はっと気づいたときには時計の針は深夜2時を指していた。
「…寝てた」

腕の中にはAちゃんが気持ち良さそうに寝ている。ここで寝てたら風邪ひく…
ゆっくり立って寝室へAちゃんを運んだ。

ベランダの片付けをして寝室へ戻ると…

「Aちゃんおはよ」

「ん…」

起き上がって座っているAちゃんがいた。

「どうしたん目覚めた？」

「起きたらセンラくんいなかった」

え、何この子めちゃくちゃかわいいやん。

「ふふ、ほんまかわいいなぁ」

一緒に布団へ入って背中をとんとんしているとAちゃんはすぐに眠りについた。

普通の恋人みたいな感じでいるけれどちょっと前まではリスナーと活動者だったんだなと思うと不思議な気持ちになった。
ただ大切な人になった限り一番に守ると誓う。
ツアーの時が不安ではある。
誰かに見つかったら？なにかされたら？守るなんて簡単に言えるけど自分の見えないところで起こったらどうしようとかいう不安もある。
全部の公演に来ると約束したのだから、一緒に楽しもう。年明けが楽しみだ。


色々考えていると眠りについていた。

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