俺の彼女の愛し方【センラ】

-Story1-sideセンラ-【更新】 ページ2

好きになった人はリスナーでした。


色々あったけど最後まで彼女はセンラについてきてくれた。一緒に住もうとか、将来のこととか色々話すけれど彼女は人に頼ることが苦手なのか、迷惑をかけるからと今のままでいいといった。

まぁ彼女らしいか、なんて思ったりもしている。恋人になったからといってガラッと変わるわけでもなく、むしろ距離ができたというかなんか今までどおりにいくこともなく、なんだか不思議な感じだった。

「なんで配信こんかったん」

「いってたよ？全然行ってたお茶爆投げたじゃん」

「ごめん気づかんかった。コメントしてよ！！」

「センラさんバカだから私がコメントしたら、あ！Aちゃんとか言っちゃいそうで怖いもん」

「あーそれはある」

なんかAちゃんはセンラのことをよくわかっているし、ちゃんと考えて行動している。
なのに自分はだめだなとか思ったりもする。
仕事と活動の両立もなかなかうまく行かないときがある。最近はなんだか物足りないとかわけのわからない感情に潰されそうになっていた。

まぁ変わったことといえばちゃんとAちゃんが敬語なしで話してくれるようになったことだろうか。まださん付けだけど。
Aちゃん曰く「推しにはさんつけないといけないよ」らしい。
センラとしては推しじゃなくて彼氏として扱ってほしい。まぁあれだけ長く推し活してたらそうもいかないか。

あと毎週欠かさず来ていたAちゃんも先週からぱったり来なくなった。何かあったのか心配になったけど連絡も取れてるし、ただ忙しいだけだと頭に思い込ませた。







やっぱりなんだか物足りない

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