○親バカ ページ32
「ママ〜!パパ変なことしてる〜」
「えー?なぁに?」
優奈が私のとこに走ってきて何かを伝えに来た。センラくんが変なことをしてるってどんなこと…
「ゆな?どれ?」
「これ!」
「なにしてんの…」
優奈が指差した先には聖奈の手をナデナデしながら「えらいえらいなぁ!!」と言いまくっているセンラくんだった。
「聖奈がさっきこれ書いてみ!って渡してみたらかけたんよ!!」
そう言って見せてきた『セ』の文字2つ。
「あと見て!これはきゅうりでこれじゃがいも。これはトマト!この子はほんますごい子に育つぞ〜!!えらい!!」
「それはすごいわ…!!セがかけたのはすごい!!『ナ』がかけたら聖奈になるね!!」
「ママせなかいて!」
「ママが聖奈ってかくの?」
「うん!」
無理矢理紙と鉛筆を渡してきて、それを持ってセナ、ユナ、と書いた。
「ゆなよめるよ!」
「読めるの?」
絶対に読むことなんてできないのに読めるなんて言ってきた優奈。
「これはせな!」
指差したのは『ユナ』
惜しい!!!
「それは優奈だよ?ゆーな。」
「これ!ゆな!」
「そう!正解!!」
「ゆなぁぁ!!天才やん!!ホンマに天才!!!」
「てんさぁい!!」
「かけた!」
「これ?」
「これはせな!で、ゆな!ままとぱぱ!」
めちゃくちゃな字(?)だけど本人はかけてると思っているらしい。
それでも自分から書こうとするのが進歩すぎて…
「二人とも天才やぁ〜!!天才!!!」
「絶対将来は大物になるぞ!!!」
「てんさぁい!!」
「やったぁ!!」
そのことをなるに言うと
「会ってない間に親バカ拗らせてない?」
「ガチでやばいよ」
「親バカがすぎるわ」
信じられないくらいボロカス言われた。
1178人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぬいか - とてもおもしろかったです! こんな素敵な話をありがとうございます! (2022年6月19日 1時) (レス) @page41 id: f44091270b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます! (2022年1月13日 22時) (レス) @page38 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
れおなちゅ(プロフ) - あゆ〜ん。さん» ありがとうございます!! (2020年9月6日 19時) (レス) id: ca0a69caca (このIDを非表示/違反報告)
あゆ〜ん。 - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます!私は「俺のオキニの愛し方」から今作までずっと読んでいたのですが、俺愛シリーズ、本当にどれも素敵でした。れおなさんが書くセンラさんと夢主が、大好きです。これからも応援してます! (2020年9月6日 18時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - れおなちゅさん» はい!! こちらこそ、ねぇ?もぉ、素っ敵な作品を作っていただいて…ありがとうございますほんとに…。 (2020年8月30日 16時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ