〇風邪っ娘【リク】 ページ16
早朝5時
「ぎゃぁぁあ〜！！」
珍しい、聖奈の泣き声。
「どした〜せな〜起きちゃっ…た？？…？？あっつい…」
「ぎゃぁぁぁ〜うわぁぁああ〜ん！！」
「熱？お熱はかろうか…」
信じられないくらい熱い聖奈。
一歳になるまで大きな怪我も病気もしなかった二人。
初めての熱です。
しんどい聖奈、パニックなママ。
「センラくん！せなが！！」
「どうしたん…顔あっか…熱やんちょっとまってて」
39.4とかいう信じられない数字を見てパニクっているとセンラくんが赤ちゃん用冷えピタをもってきた。
「せな〜しんどいなぁ…ちょっとはるで〜」
そう言いながら貼るとその冷たさにびっくりしたのかさらに号泣。
「ぎゃぁぁぁ〜わぁぁぁん！！」
「せなぁ…泣き止んで〜ほらお茶飲む？これもつ？」
お茶を見せたり人形を見せたりしても泣きまくって見ようともしない。
その泣き声にまた…
「わぁぁあん！！」
「やばい…」
「Aはとりあえず優奈寝かし！聖奈はセンラが寝かすから！」
その言葉に頷いて優奈を抱っこしてあやそうとすると違和感。
「センラくん…優奈も熱い…」
熱を測ってみると39.5
やばい、本当にやばい。
「ぎゃぁぁぁぁ！！」
「うわぁぁぁん！！」
泣き声的に聖奈のほうがしんどいのか？！
「センラ二人のことあやしとくから今行ける病院探して準備して！二人は任せて」
頼もしいセンラくん。
私はぎゃんぎゃん泣いている二人をダブルベッドに置いて病院に電話しながら支度をした。
.
「総合病院行けるって準備しといてくれるって。」
「よかった。聖奈はとりあえず疲れて寝た。優奈は泣き止んだけど目がうるうるでしんどそうやわ。」
「ありがとう…とりあえずこのまま連れてこ、」
二人に厚着をさせてベビーカーを車に乗せて全員で車に乗り込んだ。
優奈のほうが熱は高いけどちょっと機嫌がいいっぽい。私の腕の中で外を見ながら手をフラフラさせている。
少し私がウトウトしてきたところで病院についた。
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ぬいか - とてもおもしろかったです！ こんな素敵な話をありがとうございます！ (2022年6月19日 1時) (
レス) @page41 id: f44091270b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - 終わってます！戻ってきてください！続き楽しみに待ってます！ (2022年1月13日 22時) (レス) @page38 id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
れおなちゅ(プロフ) - あゆ〜ん。さん» ありがとうございます！！ (2020年9月6日 19時) (レス) id: ca0a69caca (このIDを非表示/違反報告)
あゆ〜ん。 - 初コメ失礼します。完結おめでとうございます！私は「俺のオキニの愛し方」から今作までずっと読んでいたのですが、俺愛シリーズ、本当にどれも素敵でした。れおなさんが書くセンラさんと夢主が、大好きです。これからも応援してます！ (2020年9月6日 18時) (レス) id: 2acb1394cc (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - れおなちゅさん» はい！！ こちらこそ、ねぇ？もぉ、素っ敵な作品を作っていただいて…ありがとうございますほんとに…。 (2020年8月30日 16時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
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