※ ページ4
【M side】
あぁ、もう家に着いちゃったよ…
どうしよう、どうすればいいの！！！
俺の車の後部座席で無防備に眠る新凪。
他の3人はタクシーに詰め込んで家に送った。
リーダーとかまー辺りだったらもうとっくに
手ぇ出してんだろうな…
と思うと冷や汗が出てくる。
あいつらああ見えて肉食だからなぁ……
それに比べて俺はキスも出来ないヘタレってか。
あ〜〜もう！！こんな自分どっか飛んでけ！！
気合いを入れて頬を叩き、彼女を運ぶべく
脇に手をそっ、と差し込む。
と、その時俺の携帯がけたたましい音楽を
奏でて震えた。
咄嗟に手を引っこ抜く。
万引きしてるのがバレたような気分……
こんなファンキーな着信音に
するんじゃなかった…
心を落ち着けて電話に出る。
M「…もしもし？」
N『潤くーん？あ、もしかして今から新凪を
食べようとでもしてた？声うわずってるけど』
万引きGメンはお前か！クソッ！！！←
M「してねえっつの！！今家着いたとこだし」
N『あ〜、どうやって運ぼう！触っていいのかな！途中で起きたらどうしよう！ああ！
とか考えてたとこに俺から電話きてビビって心を落ち着けた後出たカンジね』
なんなんだよ万引きGメンの野郎〜〜！！
考えてることお見通しってか？
気持ち悪いわ！！！
N『明日新凪の首に紅い跡でも
あったりしたら全員でシメるよ？(ハート)』
………怖えよ和〜〜〜〜(泣)！！
N『…とか言ってね〜、俺だったら見えないトコに跡付けるけどね(笑)
潤くんには奪られたくないからさ』
M「お前…マジで…………」
N『気のないフリもいい加減無理だしね。
そろそろ俺が奪っちゃうよ？』
からかい気味に言ってくる和だけど
電話越しの声でもその本気度が滲み出てる。
コイツは真面目にヤバイ。
放って置いたら新凪は……
M「…お前には渡さねぇよ、馬鹿」
N『えぇ？何？』
M「お前より先に
オトしてやるよばぁぁああっか！！！！」
電話をブチ切って
恋のライバルに宣戦布告出来るほど
過去のトラウマから立ち直った自分に
自分で感動する。
…のも束の間、
新凪「んぅ……、っ」
M「ヒィッ！！！」
もぞもぞと寝返りを打ち大人しくなる彼女。
新凪が起きていなかった事への安堵と
今から再び彼女に触れ、しかも自分の家に
運ばなくてはいけないという嬉しくも
難しい現実に引き戻されて苦笑した。
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きりん - はじめまして。いつも楽しく読ませてもらっています｡続きがスゴく気になります。更新頑張って下さい(￣∇￣*)ゞ (2016年3月27日 10時) (
レス) id: 715b7d9174 (このIDを非表示/違反報告)
櫻子(プロフ) - はじめまして！櫻子もうします。とても続き気になります、無理しない程度に更新頑張ってください！ (2015年8月19日 16時) (レス) id: 4c9ca53cd9 (このIDを非表示/違反報告)
すかーれっと - こんにちは!!!!続きがどうなるのか、とても気になります。更新頑張ってください。応援してます!! (2015年7月6日 6時) (レス) id: 9f7ede1a63 (このIDを非表示/違反報告)
ありす - こんにちは！とっても面白いです! 更新頑張ってください!応援してます! (2015年6月10日 4時) (レス) id: 4526c306b9 (このIDを非表示/違反報告)
和虹.＊(プロフ) - 雅宮さん» 返信物凄く遅くなってごめんなさい！はゆるん！ありがとう〜 ！(´;ω;｀)泣 (2015年6月6日 12時) (レス) id: fdd275a2b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：和虹.＊ | 作者ホームページ：N i c o n o h a.°＊
作成日時：2014年9月23日 23時
