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岸side
コップをテーブルに置きながら、何考えてたの？と言うAは、ぽすっと俺の隣に座った。
「Aのこと考えてた」
『え〜目の前にいるのに？』
「俺いつでもAのこと考えてるよ？仕事中も頭の中Aだらけ」
『仕事中は仕事のこと考えてよ笑』
照れたように笑うAの肩を引き寄せると、コテンと俺の肩に頭を預けるA。
余裕なフリしてるだけで、内心めっちゃ心臓バクバクしてるのに
それに気付かないAは平気で俺の手を触りながら、綺麗、とか可愛い声で言っていた。
「なんかA、付き合う前より積極的っていうか余裕そうっていうか」
前はAから俺に触れてくれることなんてあんまりなかったのに
まぁ付き合う前だから当たり前なんだろうけど
俺が触れるたびに、Aの緊張が伝わってきてた頃とは
今の反応が新鮮に思えて、それがまた可愛いんだけど。
『…そう、かな？余裕ではないけど、』
俺の肩から頭を離したAに見つめられる。
ぽわっと頬を赤らめたAは何か言うのを躊躇うように瞳を揺らしてから、口を開いた。
『優太くんのこと好きって思ったら、さわりたいなとか思っちゃうし…。優太くんがちゃんと言葉でくれる分、私も言葉にしたいって思う…んだけど、……イヤ、かな…？』
まさかAの口からこんなこと聞けるなんて思ってなくて。
上目遣いで俺の反応を窺うAの唇に、そっと俺のを重ねた。
ゆっくり唇を離すと、目を見開くAがほんの10センチ先に見えて
そのままギュッと抱き締めると、首に触れるAの顔が熱くて、幸せな気持ちになる。
「嫌なわけないでしょ。俺だってAのこと好きだから、めっちゃさわりたいし！…って俺が言うとなんか変態に聞こえない？」
『あははっ。そんなことない笑。ありがと』
肩を揺らして笑うAは、やっぱり少し余裕そうで
俺だけこんなにドキドキしてんの？って悔しくなる。
だから、
「もっかい、ちゅーしていい？…今度、深いやつ」
と言ってみれば、俺の背中に回している腕にギュッと力が入る。
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hinata(プロフ) - すかいさん» お読みいただきありがとうございます！岸くんのお世話係ですのほうでもコメントくださって、とても感激しております…！ 更新は停滞しておりますが、他作品でも機会があればよろしくお願いいたします！ (2020年3月14日 11時) (
レス) id: ef05115d0f (このIDを非表示/違反報告)
すかい - コメント失礼します！とても素敵な作品で、読んでいた幸せな気持ちになりました。ありがとうございました^ - ^ (2020年3月14日 2時) (レス) id: c9cd880fe4 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - ぷーちゃんさん» はじめまして！うわぁありがとうございますっ！！読んでいただいてる人が情景を浮かべられるように書くのを心がけていたので、そう言っていただけると嬉しいです(T^T)最後までありがとうございました！！ (2019年8月25日 2時) (レス) id: 3e3d9afca9 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーちゃん(プロフ) - 初めまして、岸くんも廉くんもかっこよすぎて平野担なのに恋しそうでした‥笑 とても読みやすく背景が想像出来るような内容でとても楽しかったです！！ (2019年8月21日 18時) (レス) id: f5805a4cc2 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - ゆかさん» ありがとうございます(T^T) 私の作品が好きだと言っていただけることが何より嬉しいです！！新作ができた時には、またぜひよろしくお願いします！！ (2019年8月11日 0時) (レス) id: e06037eac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年4月22日 17時
