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優太くんと会う今日、仕事を5時ぴったりに終わらせた。
6時前には家にいるという優太くんの家に職場から直行することになっていて
歩き始めると、鞄に入った重い卒業アルバムのせいか、決意した気持ちのせいか、早く会いたいと急ぐ足はだんだんと進まなくなってきてしまっていた。
っていうか、よくよく考えてみれば
……優太くんの家、なんだよね？
一度、泊まったことはあるものの、ひさしぶりに行く、しかも好きな人の家は
思っていた以上にドキドキしてしまう。
ご飯、とか…どうするのかな
どっか食べに行くのかな
キッチン借りて作ろうかな、なんて乙女みたいなことを考える。
そう思ってしまえば、急ぐ足はスーパーへと向いて
いつもは献立を決めずに適当に買ってしまう食材たちを今日はじっくりと見ながらカゴにいれていった。
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「A？」
呼ばれた声にドキッと胸が高鳴る。
間違うことはない、これは優太くんの声。
『優太くん！来てたんだ。…ご、ご飯作ろうと思って』
「うわ〜、まじか！嬉しい！俺もA来る前に晩飯なんか買ってこうと思ったんだけど」
優太くんは自分の持ったカゴの中の食材を手際よく元の位置に戻すと、走ってスーパーの入り口へと向かっていった。
すぐに優太くんは戻ってきて、手に持ったカゴはなくなっていた。
「Aの料理、食べたい」
私の腕に引っかけられていたカゴをひょいと持ち上げると、当たり前のように自分の手に持つ優太くん。
ありがとう、と言うと、くしゃっと笑って返される顔に、自分の気持ちに気付いたからか素直にキュンときてしまう。
「前もさ、Aとスーパーで一緒にいたことあったけど」
知り合いとはまだ呼べなかったくらいの関係で、連絡先を交換した日のことだ。
「あんときも嬉しかったけど、気分が全然違うの笑。…なんか、Aが俺のためにご飯作ってくれると思うと、なんかね、やばい」
『…やばいって、なにそれ笑』
ストレートな優太くんの言葉に、顔が赤くなっているのが自分でもわかる。
だけど、素直に嬉しいし、優太くんの言葉に笑ってしまうと、意外にも緊張はほぐれていた。
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hinata(プロフ) - Ｓさん» いつもありがとうございます！続編でも可愛い岸くん目指して頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2019年4月23日 0時) (
レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - まいやんさん» ありがとうございます！うわ〜そんなこと言っていただけるなんて！！感無量です(T-T)続編でもよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - みきさん» ありがとうございます！！続編希望嬉しい！今後もよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - えりさん» ありがとうございます！読み返していただけていたなんて、それは本当に嬉しすぎます！！続編でもよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます！続編でもキュンキュンしていただけるよう岸くんに頑張ってもらいます！！笑 (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年4月11日 11時
