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お昼休み、ご飯を食べていると、いつものように恋バナに話をもっていく翠。
岸さんと永瀬くんどっちにするの？なんて聞かれて、優太くんが好きだと白状すれば
どうしてそうなったのか、という経緯を根掘り葉掘り聞かれる。
戸惑ったけど、正直にこの前の廉くんとの出来事を話した。
「そっかそっか、永瀬くんかっこいいね〜」
『ずっと廉くんと仲良くしてたいって思うけど、それっていいのかなって。…廉くんが辛くなるだけなんじゃないのかな』
自意識過剰かもしれないけど、すぐには立ち直れない、と言った廉くんの切ない表情を思い出すと
ギュッと胸が締め付けられてしまう。
「それは違うでしょ」
『え？』
「永瀬くんは、永瀬くんの意思でAとこれからも仲良くしてほしいって言ったんでしょ？好きでフラれたんだったら辛いのは当たり前だけど、好きな相手に背を向けるほうがよっぽど辛いでしょ」
『……そういう、もん？』
「そうそう。永瀬くんはAのこと無理に忘れようとしてないの。それってすごく勇気いることだからね？ましてや自分の好きな相手の好きな人を気付かせてあげるなんて、どんなできた男よ」
『……そうだよね』
翠の言うことは真っ当だった。
本心で、廉くんと仲良くしていたいと思う反面、
自分を好きでいてくれた人と、どう接していけばいいのか不安があった。
結局自分のことしか考えられていなかった自分に嫌気が差す。
廉くんがどんな想いで、私に言葉をくれたのか
廉くんの優しさや気持ちを、ちゃんと受け止められていなかったのかもしれない。
「それなのにウジウジ悩んでるアンタなんて、ほんとミジンコレベル。寛大な永瀬くんに失礼極まりないし、こんだけ待たせた岸さんに捨てられてもしかたないからね？」
だんだん口調が強くなってきた翠は、最後のほうは私への暴言ばかりで埋め尽くされていた。
その通りだから反論はできないけど。
食べることをそっちのけで翠が私に説教を始めていると
玄樹くんが笑顔でAさ〜ん、と間へ入ってきてくれた。
『どうしたの？』
「あの、…聞きました、廉から」
玄樹くんは翠に視線を移動すると、どうぞどうぞと手のひらを表にして私を差し出す。
一応場所を移動して、誰もいない廊下で立ち止まった。
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hinata(プロフ) - Ｓさん» いつもありがとうございます！続編でも可愛い岸くん目指して頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2019年4月23日 0時) (
レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - まいやんさん» ありがとうございます！うわ〜そんなこと言っていただけるなんて！！感無量です(T-T)続編でもよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - みきさん» ありがとうございます！！続編希望嬉しい！今後もよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - えりさん» ありがとうございます！読み返していただけていたなんて、それは本当に嬉しすぎます！！続編でもよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます！続編でもキュンキュンしていただけるよう岸くんに頑張ってもらいます！！笑 (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年4月11日 11時
