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優太くんと会うクリスマス。
余ってた代休を使い、午後3時に切り上げて、一度家に帰ってから準備をする。
優太くんも私と同じくらいの時間に仕事が終わったらしく
私の家まで迎えに来てくれる、と連絡をくれていた。
ただの日常に、クリスマスっていう言葉がついてくるだけで
着る服とか、メイクとか、髪とか
いつも以上に気にしてしまうから
優太くんが迎えに来てくれる時間はあっという間に近づいていた。
ピンポーン、と鳴るインターホン。
来た、と思った瞬間にもドキッと胸が高鳴るのを手で押さえて
インターホン越しに優太くんに声を掛ける。
『ごめんまだ準備終わってなくてっ。優太くん、鍵あいてるから家に入って待っててくれる？』
了解、という短い返事の後に、ガチャッと玄関の開く音。
入ってくる足音にドキドキしながらも
寝室にあるクローゼットの前でなかなか決まらない服に手こずる。
どんなに悩んだって、決まらないから
もうこれでいいや、と手に取った
ロング丈のワンピースに、コートを羽織って
寒さ対策に、ポケットにカイロを突っ込んだ。
リビングに向かうと、ちょこん、と床に座る優太くん。
その姿がなんだか可愛くて、ドキドキする。
『ごめん、お待たせしました！』
「おっ、全然！…え、めちゃくちゃ可愛い」
『…そんなこと、ない』
「いや、私服姿初めて見たから…なんか、照れる」
私のほうが照れるんですけど
なんて心の中でツッコミをいれるけど
優太くんの私服姿も新鮮で
パーカーにジャンパーを羽織って、下はスキニーを履いている。
ラフだけど、スポーティーに着こなしちゃう優太くんは、とてもかっこいい。
「A可愛いし、ちゃんとデートも初めてだし、Aの部屋だし、俺今マジで緊張してる」
ゆっくりと近づいてきたかと思えば
私の手を取り、優太くんの胸に手を重ねて当てられる。
そんな行動にも心臓が破裂しそうなほどドキドキいってるのに
優太くんの心臓もドキドキと早く波打っていて
すこし可笑しくなって、笑ってしまった。
『あはは、ほんとだ笑。…一緒だね？』
不意に、ふわりと体を包まれる感触。
抱き締められてる、と理解した瞬間には
すでに離れていた。
動揺する隙も与えず、くしゃっと笑う顔に
今日が終わるまで心臓もつかな、なんて思った。
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hinata(プロフ) - Ｓさん» いつもありがとうございます！続編でも可愛い岸くん目指して頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2019年4月23日 0時) (
レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - まいやんさん» ありがとうございます！うわ〜そんなこと言っていただけるなんて！！感無量です(T-T)続編でもよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - みきさん» ありがとうございます！！続編希望嬉しい！今後もよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - えりさん» ありがとうございます！読み返していただけていたなんて、それは本当に嬉しすぎます！！続編でもよろしくお願いします！ (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - みんみんさん» ありがとうございます！続編でもキュンキュンしていただけるよう岸くんに頑張ってもらいます！！笑 (2019年4月23日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年4月11日 11時
