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『こ、こんばんは』
「あっこんばんは！！こっちどうぞ！」
ザワザワした居酒屋さんの店内で、カウンターに座る後ろ姿の岸さんを横顔を見て確認してから声をかける。
すると、隣の椅子を引いて、目配せをしながら私を座るよう促した。
「何にします？」
『え、どうしよう、岸さん飲みます？』
「うん、飲もうかな」
『じゃあ、私も。ビールで』
料理適当に頼んでいいすか、と聞かれ頷くと、
すぐに大きな声で店員さんを呼んで、私の意見を聞きながら注文をしていった。
ビールがふたつ、テーブルに来ると、それを持って、乾杯、と交わす。
「嬉しかったっす、来てくれて。なんか断られるかな〜って思ってたんで」
『あぁ、いえ、…はは』
翠がOKしたんです、なんて言えずに苦笑いを送ってしまう。
「なんか、初めてのご飯で居酒屋とか、すいません」
『いえいえ！こういうとこ、楽で好きです』
そう言えば、ニコッと安堵したような笑顔になる岸さん。
素直な人なんだ、ってひとつ岸さんのことを知った。
「Aさんの仕事って結婚式場の…」
『あ、はい、ウェディングプランナーをしてます。専門学校にいってから就職して』
「そうなんすね！かっこいいっすね〜」
『岸さんは？お仕事』
「俺は、営業マンっす！大学出てるんで、まだペーペーなんすけどね」
人に好かれそうな人だから、きっと上手くやれてるんだろうな
営業マンと言った彼の、仕事をする姿が想像できて、似合うな、と思う。
「えっと、、あと…趣味は、なんかあります？」
『趣味ですか…特にないんですよね〜……岸さんは？』
「や、俺も…これといって、ないんすよ笑。あ、でも本は読み始めました」
『本？』
「頭良くなろうと思って笑」
『ふふっ、なにそれ笑』
そんな動機で本読み始めるんだ
少し変わってるな、というか天然なのかな
「あとは〜…、お酒は強いっすか？」
『あ〜普通？くらいです。岸さんは〜…なんとなく弱そう笑』
「いや、マジでその通りです笑。Aさんがビール頼んだから、俺も同じく頼みましたけど、あんまり美味しさわかんねぇっす笑」
あまり減ってないビールのグラスを掲げながら、くしゃっと目を細める。
その仕草に、少し可愛い、なんて思ってしまう。
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hinata(プロフ) - みずきさん» 岸くんらしさを意識して書いていたので、そう言っていただけると、とっても嬉しい(>_<)！ありがとうございます！！ (2019年4月14日 0時) (
レス) id: e7607b97b4 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - 岸くんが岸くんすぎて！！！好きです (2019年4月13日 23時) (レス) id: 8a2a6974ea (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - Ｓさん» 私ももう少し続けたいなと思ってます！大好きなんて嬉しすぎます！！ありがとうございますっ(T-T) (2019年4月11日 0時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
Ｓ(プロフ) - もうちょっとで終わってしまいますか？（；＿；）このお話大好きなので寂しいです、、、。廉くんにも岸くんにも頑張って欲しいです。 (2019年4月10日 17時) (レス) id: 123949a422 (このIDを非表示/違反報告)
hinata(プロフ) - ひかるさん» やっぱり(> <)！イケメンにそれやられたらやばいです！笑 (2019年4月10日 17時) (レス) id: e9f610ebf6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hinata
| 作成日時：2019年3月29日 20時
