【まふまふ】タイムリミットまで【歌い手】

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暫くすると打ち合わせ時間となり、取り敢えず全体の流れを確認。



席順はわかりやすいようにだろうか、大体はユニット、もしくはコラボをよくする人達でそれぞれ固まっていた。



私の周りは前がまふまふ、左luz、右nqrse。
ちなみにnqrseの右隣はあらき。



あらなるで固まってるし、まふは左そらる、右天月、などたいそう豪華な集まり。



だが、1つ物申したい。打ち合わせの中でどうしても気になることがあった。



見事に逆ハー。



いや、もうちょっと左の方にくろくもちゃんとかこの子ちゃんとか居るけれども。



天月くんの右隣には96ちゃんいるけれど！！



それでも私の周りには男しかいなかった。



無念。私も女の子トークしたかった。



まぁ、あのluzとユニットを組んでいるし、仕方が無いこと。



コラボ仲間ではなく、私たちは正真正銘のユニット。



CDも、ツーマンもしてる。



そう、男女ユニットとなると、この界隈ではイレギュラーな存在。



批判的な意見はあるけど、随分と昔からこのスタイルを貫いてきてる分、他の男女コラボに比べて、有難いことに少なかった。



恵まれてすぎている、この言葉がぴったりだった。



だからこそ、このタイムリミットまでのカウントダウンがはじまったのかもしれない。




打ち合わせが進んでいく中、少し苦しくなった息を吐き出した。



手元にある紙を見ると、大まかなセットリスト。



私は……モノクロで2つ、ソロ1つ、大型のやつが2つ、最後の全員が2つ。



多分この人数、周りと比べると私は多い方だな。



野外フェスのような野外ライブは久しぶりで胸が高鳴る。



ライブ時間も通常より圧倒的に長い。



まさに朝から夕方までを具現化した感じ。



最期のライブ。


この豪華すぎるメンバーなら、きっと素敵なものになる。


ならなければおかしいのだ。


このライブで“雨”を締めくくることが出来るのは、すごく幸せなことだと切に思った。

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