【まふまふ】タイムリミットまで【歌い手】

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太陽さんが出てくるまで新曲のMIXをしていた私。


終えたあと死んだように眠りにつき、起きたのは17時。


投稿はまだ少し先でいいか。



Twitterを開いて

“もしかしてもしかすると、今月中に新曲投稿されるかも”

と打ち込み、ツイートボタンを押した。



輝には言ったけど、これは私なりの終わりまでの曲選。



......ふと、ワンフレーズが浮かび、書き留めた。





‘ 私が本当のことを話せるならどれほどよかったのでしょう ’



‘ その強さがもてたとしたならきっと、もっと幸せな、結末だったのに ’




そうメモに書き留めて目を閉じた。



暫くそうして次のフレーズをぐるぐる探していると、ふいに部屋のドアが2回叩かれた。



「ねぇA、ご飯いこ」



突然の声掛けに背筋が伸びる。


びっくりすると背筋を正すの、癖だからやめたいのだけどなぁ......



そう考えながら普段通りの声を出そうと私は目を開けて口を開いた。



「ごめん、輝と約束してて......」


「えー、最近るすくんばっかじゃん！たまには僕と！」


「ごめんって、どっかで埋め合わせするから」


「うぅ......｣



ごめんね、これで真冬が少しでも私のようにならないのなら。


私はこうせずにはいられない。






残される人の痛みと、なぜ自分が生きているんだという罪悪感。



それは息をするのをやめてしまいたいほど重く、苦しくのしかかってくる最低最悪の呪い。

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