Love again －愛を、もう一度－【T.O】 (ページ15)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:21,794 hit

14 ページ15

会社に着くと、陽乃と齋藤くんの姿。

陽乃｢あっ、Aおはよう｣

A｢おはよう！｣

遥飛｢大崎さんおはよう！｣

A｢齋藤くん、おはよう｣

本当に、同期も優しくてよかったとしみじみ思う。

陽乃｢昨日久々に呑みすぎたな｣

と、陽乃は真剣に言う。
確かに陽乃は昨日割と飲んでいた。それに盛り上げ上手だし可愛いし、ずっと陽乃の周りは盛り上がっていた。

遥飛｢オレも、先輩とかに勧められて断れなくてさ～｣

そう齋藤くんも嘆く。
そう考えると私はお酒がほぼ飲めないのを理由にソフドリで乗り切れるのは何にも影響出ないしいいのかな、とか。

遥飛｢ってか、優斗遅くね？｣

陽乃｢まあまだ時間に余裕はあるけどね、渡辺くん絶対朝弱いじゃん。偏見だけど。｣

優斗｢誰が朝弱いって～？？｣

陽乃｢ワッ！？いたの！？｣

陽乃にいたの！？と言われ若干ムスッとする渡辺くん。

優斗｢確かに朝はそんな強くないけど遅刻はしません～あと俺そんな影薄い？｣

遥飛｢だれもあいつ遅刻だなとは言ってねーよ、あと影薄いかどうかは知らないけど気づかなかった｣

優斗｢確かに。いや気づけよ！？｣

私たち新人同期たちは笑いに包まれる。

『よし、朝礼を始めるぞ』

私たちは話を辞めその声の方向に向く。

いい会社、いい同期。そして、いい先輩。

あれだけずっと思っていた人と、今日の朝から普通に話が出来たこと。

これからもっと、少しでも、近づけるかな＿＿＿＿