Love again －愛を、もう一度－【T.O】 (ページ3)

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ｼﾞﾘﾘﾘﾘﾘ……………
ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟ………………

鳴り響く目覚ましとアラームを寝ぼけながらどちらも止める。

朝が激弱な私は、目覚まし時計とスマホのアラームをどちらもかけないと到底起きることが出来ないのだ。

A｢ふぁ…………｣

ぐーっとのびをして、カーテンを開けて陽の光を浴びる。時刻はAM7:00。

今日は、職場に初めて出勤をする日。
昨日はいつも以上に顔や身体のケアもしたし、今日もいつもよりも真剣にメイクをしよう。

大学4年間、あることを理由に私は恋愛をしてこなかった。その為、同年代よりもかなり女子力は劣っている、気がする。

大学時代は、周りのキラキラしたオーラに圧倒されていた。
社会人になってからキラキラしたい、という訳では無いけれど、それなりに、ちゃんと、社会人としても1人の女としても人生を謳歌したい。

だから、大学時代よりもっと、自分の見た目には気をつけようと、就職が決まってからは自分磨きを必死に頑張った。

この街に戻ってきたら＿＿＿＿
そういう気持ちも、多少はあったからかもしれないが。

朝ごはん代わりのスムージーを飲み干し、準備を整え、靴を履いて玄関の扉を開ける。

今日から、新しい人生のスタート。