恋の風は歌声とともに ② (ページ40)

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80.切ない漫画ページ40

安田章大side

Aちゃんが歌う冬恋は僕よりも上手い

聞いてる時、泣きそうになったけど堪えた

撮影が終わり、YouTubeに載せる

載せた瞬間からいいねがつき始め、視聴回数もどんどん増えていく

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翔「安田先生、ここで何されてたんですか？」

「…Aちゃんも仰ってた通り、あなたに言う必要はありません。聞いた話、高校時代トンガってたらしいなぁ」

翔「それは昔の話です。そんなにわたしのことが信用できませんか？」

「アナウンサーに軽軽しく言える程ヤワな男やないんで。失礼します」

・

スタジオを出ると、そこには渋やんがいた

ちょっとええか？と言われ、レッスン室へ入る

す「櫻井にAのことを根こそぎ聞かれた」

「なんか、話したん？」

す「いや、俺が知っとることはそんなにない。話すこともないって言うた」

「それでええ。ちなみに大野智の漫画って読んでる？」

す「大野智？あー、大野さんか。読んで欲しいと言われて最初の一巻はサイン入りでもらったわ」

「マジか」

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す「切ない漫画やな」

「切ない？」

す「あの渋川たすくって奴、なんか俺に似てる」

「…確かに」

す「おいっ、そこは違うやろって突っ込む所や」

「すまんすまん」