恋の風は歌声とともに ② (ページ11)

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51.一言一句ページ11

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たつくんとのデートが冷めやらぬ日々

そんな時、大野先生から呼び出しされ、自宅兼仕事場へ向かった

まだ、締め切りではない

何かあったのだろうか…

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「失礼します…大野先生、何かありました？」

智「…じゃ、話してもらおっかな。最近の恋愛状況」

「…はい？」

智「気付いてるでしょ？この漫画の大半は、Aさんが基になってるって」

「まー、気付いてるけど、あたしの惚気話なんて聞きたくないでしょ」

智「進展あったんだ。聞かせてよ」

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というわけで、大野先生に話すことになった

そもそも、すばるさんとまだ別れてもいないのに、たつくんと付き合い始めたって言ったら大野先生、どんな顔するの？

名前は伏せて話す

それでも、誰と付き合い始めたかは、きっと二宮さんから聞くんだろうけど

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一言一句、メモをしていく大野先生

話してる自分が恥ずかしくなってくる

智「つまり、渋谷先生と付き合ってるのに、上司である大倉さんと付き合い始めたってことね」

「///…ハッキリ言われると恥ずかしいです」

智「事実でしょ。これを基に描いていくから。面白くなって来たねー。これ読者にウケるよ」

「これ、あたしだってバレたらどーするつもりですか」

智「その時はその時っしょ。それで？渋谷先生とはどうするの？別れるの？」

「…まだわかりません」