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「あ、グルちゃん！これ食べに行こう！」
Aが取り出したのはクレープの引換券。
グ「いいゾ！」
嬉しいのか…いや、嬉しいのだろう。グルッペンは急かすようにAの手を取り、その催しが行われている所に向かった。
「いちごクリームに追加でチョコソースとチョコバナナ1つずつ」
作っていた生徒から注文したものを受け取ると片方はグルッペンに渡した。
グ「本格的だな」
「あのクラス、クレープ作ってる所でバイトしてる人おるからね」
グ「いや、これだけじゃない。催し物全てに言っているんだ」
「……グルちゃんが人を褒めた…だと…」
グ「バカにしてるだろ」
「うん」
グ「お前wwwwww」
「んふふふふ」
グ「…はぁ…」
「あ、あれ行こう」
グ「いい歳したおっさんに何やらせようとしとんねん」
「面白半分」
グ「ドヤ顔すな」
「痛っ」
面白半分なAの頭を軽く小突きながらもAが指す催し物の所に向かった。
「さっすが、グルちゃん。いやいや言いながらも付き合ってくれるんやから」
文化祭も終わりの時間に近づいてきた。
「あーもう終わりかぁ」
グ「Aたちは後夜祭があるんやろ？」
「うん」
グ「終わったら連絡しろ。迎えに来てやる」
「ヤッター！グルちゃん大好き！！」
グ「女の子が簡単に好きって言うもんじゃないぞ」
「本当の事なのに…」
グ「家族愛だろ」
「どっちやと思う？」
悪戯っ子のようにニヤニヤするA。グルッペンはため息を吐きながら薄く微笑み、
グ「俺に見合う女になったら考えてやる」
と、言い学校をあとにした。
「いっつもそうやってはぐらかす…手遅れになっても知らないからぁ！！」
Aの捨て台詞に振り返らず手を振り、Aは「バーカ」と、小さく呟き校内にもどっていった。
一方、とりあえず家に着いたグルッペンは口に手を当てながら、ズルズルと座り込んだ。
グ「あ〜……子供子供ってバカにしてられんなぁ…ちっさい頃から面倒見てたけど、いつの間にあんな駆け引き出来るようになったんやなぁ…」
グルッペンがAの両親に挨拶に行くのは何年後になるのやら…
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参加者のリョウタです。grさん、動かすの難しいですね…
school festival/zm→←家族愛からの…/gr
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