秘密の恋は秘密のままで (ページ7)

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＊07.S-side ページ7

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A「…ぁ、あたしは…」

「っていうのは、ダメだよなぁ。ごめん、忘れて。俺結婚してるんだわ」

A「わ、忘れられるわけないじゃない！」

「…ビックリした」

A「勝手に好きとか言って、ダメって決めつけて、あたしの気持ちは無視するの？」

「でも、A、不倫相手になっちゃう」

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大きな声を発して、突如泣きだすA

こんな姿見たことない

指で涙を拭って、そのまま抱きしめた

しばらくすると、泣き止んだのかすすり声が聞こえなくなってきた

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A「あたし、高校の時から好きだった。もちろん再会した今も好き。秘密の恋してみたい」

「…秘密の恋か。秘密のままにしなきゃな」

秘密の恋が始まるキスをした

深くなっていきそうだったけど、仕事あることに2人ふと思い出す

「やっべ、仕事！どーしよっ！嫁には朝帰りになること伝えてねーし、着替えが…」

A「あ、いいこと思いついた」

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駅前のコインロッカーにジャケットを預けて

下のパンツはそのまま、中のシャツと上着はAのお兄さんのを借りることに

朝ご飯はコンビニでお互い買って出勤した

嫁にはちゃんと連絡した

特に深入りはされなかったけど

怒ってる様子もなかった