秘密の恋は秘密のままで (ページ6)

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＊06.S-side ページ6

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高校時代、俺には好きな人がいた

その人はクラスの中でも大人しくて優しい子

その頃の俺はやんちゃでつるんでる男子と喋ってるのが楽しい時期だった

もちろん、女子とも仲良くしたり

将来のことを考えていなかった

あの頃までは

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ある時、なんかふと図書室に行きたくて入ってみた

そしたら、そこに彼女がいて隣に座った

本好きなの？っていうアホらしい質問した

本全般好きという変わった答えだった

この頃だった

彼女にもっと近づけるように俺もちゃんと勉強しようって思った

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だから、高校卒業までまともに喋らなかった

俺が好きって伝えるのは彼女に追いついた時だって決めたから

それがまさかこんな形で再会するなんて思わなかった

しかも、なんでベッドで寝てるんだ？

昨日の歓迎会で何があったんだっけ…

そんなに飲みすぎてないはずなのにな

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A「…ん、おはよー…」

「おはよ…///」

A「…！、しょ、翔くん裸！//服着て//」

「ん？あー、俺起きると脱いじゃうクセがあんだよねー…触ってみる？」

A「バカなこと言わないで//」

「…バカなこと言っていい？…好き」