秘密の恋は秘密のままで (ページ23)

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＊23.S-side ページ23

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Aが買い物行ってる間、何をするわけでもなく座っていた

しばらくしてると、呼び鈴が鳴った

Aだと思ったら、穴から見えたのは義理の弟の紫耀くんだった

これ、絶対開けちゃいけない感じだよね

その時、Aが帰って来た

言い合いになりそうだったから、開けて、近所迷惑になるからと言って中に入ってもらった

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きっと、Aも心の中では嫌だと思ってる

何でこのタイミングで来るかなぁって

嫌々だけど、生姜焼きを見て

紫耀くんとうまそーってハモってしまった

食べたらホントに美味いんだけど

紫耀くんに関しては何を考えてるのかわからない

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そしたら、変なことを言い出した

告白受けてくれたからキスしてくれたんでしょ？って

むせてしまった

突っ込みたいけど、どう突っ込んでいいのかわからなかった

いくら義理とはいえ、そんなこと許されるのだろうか

僕の方こそ許されないけどね

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A「それはまた今度話そう。だから今日は帰って」

紫耀「わかった。ご馳走様でした」

紫耀くんは不服そうな顔しながら帰って行った

Aは少し安心した顔をしていた