秘密の恋は秘密のままで (ページ15)

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＊15. ページ15

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紫耀「姉ちゃんの初こ…んぐっ！」

「高校時代のクラスメイトの櫻井翔。再会して今は同じ出版社で働いてるの…余計なこと言わなくていい」
←小声

紫耀「…はい」

翔「紫耀くんはどこの大学行ってるの？」

紫耀「K大学です」

翔「K大！？俺の後輩じゃん」

・

ってことは、高校卒業後、翔くんはK大行ったんだ

あたしはT大かY大で悩んで、結果Y大行っちゃったから距離もあったから会えなかったんだ

まぁ、横浜に行ってみたいっていう思いもあったし

今ここで再会できたこと嬉しく思ってる

・

翔「あ、俺そろそろ帰るわ。さすがに帰らないと優しい嫁もキレるんで。失礼します。じゃあまた明日」

「うん。気を付けてね」

あーぁ、こいつが来なければもっと一緒にいれたのに

ぶち壊しやがって

紫耀「…そんな顔すんなって。2人の時間をどうしても壊したかったのは事実だけど、相手のことを知りたかったから」

「にしても、タイミングよく来る？バカ！」

・

バカな紫耀に抱きしめられた

抱きしめて欲しいのはあんたじゃない

翔くんだよ

・

紫耀「許してくれるなら、キスして」

「…ひどいよ。バーカ…」

バカな紫耀にキスをした

あたしは一体何をしてるんだろう