秘密の恋は秘密のままで (ページ11)

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＊11. ページ11

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紫耀はお父さんが再婚した相手の連れ子

歳もそんなに離れてなくて、初めて会った時からすごく親しみやすく仲良くできた

可愛らしくかっこよくて、見た目に反して天然

そのギャップ萌えにキュンキュンされまくり

一人暮らしするようになってから

よく遊びに来ては話をしたりお酒飲んだりしてる

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紫耀「どう？出版社の仕事は」

「うん、楽しいよ。同級生と再会したり、仕事では驚かされることばかりで…毎日楽しい」

紫耀「そっか。その同級生は男？」

「うん。あたしの初恋の人」

紫耀「え、あ、今も好きなの？」

「まさか、だって彼結婚してるもん」

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さっきまで会ってたなんて言えない

たとえ、それが義理の弟だとしても

紫耀「結婚してるんだ…辛いよな。初恋の人と再会したのにそんなこと聞いたら…辛いよ、！」

「あれ？あたし、泣いてる？おかしいな…」

紫耀の指で涙を拭われ、見たことのない顔を見る

そのまま、吸い込まれるように唇を奪われた

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「…どうしたの？キスなんて…」

紫耀「俺らは普通の兄妹じゃない。血の繋がりさえない。だったら、キスしても問題はないだろ？もちろん、好きになっても問題はない」

紫耀があたしのことを好き？

考える間もなく、また唇を奪われた