秘密の恋は秘密のままで (ページ28)

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「昨日は本当に申し訳ありませんでした！」

雅「寝たい時は寝るのが一番。でも、仕事中はダメだよ。わかった？」

「はい、以後気を付けます」

雅「仮眠室に運んだの俺だからお礼して欲しいな。今夜、ご飯奢ってよ」

信「こら、仕事中に口説くんやない」

雅「口説いてません」

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どうしようかな…とチラッと翔くんを見た

気にしないで行ってきてという顔をしていた

「わかりました。奢ります」

雅「ありがと。じゃ、それまで仕事頑張ろう」

翔くんにちゃんとメールしておこう

刺身は明日作るからねって

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そして、仕事が終わり、一駅離れたオシャレなイタリアンレストランに来た

高そうだなーと思いながらもメニューを見る

うん、まぁ、値段はそこそこって感じ

これは現金じゃなくてカード払い決定だな

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あたしの奢りなのか、手慣れた様子で店員さんに料理を頼んでいく

あんまり高いの頼まないで欲しい

注がれてるワインも高そう

普段は専らビールばっかだからなぁ

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雅「お疲れ様。かんぱーい！」

「乾杯…、ん、飲みやすい。美味しい」

雅「佐橋ちゃんって、彼氏いるの？」

「え、あ、いません」

雅「好きな人くらいはいるでしょ。たとえば、再会した櫻井くんとか」